当塾推薦の英語辞典:(3)電子辞書なら何を買う?
前回は電子辞書よりもiPadの方が良いと書きました。しかし、電子辞書も全然駄目な悪い選択肢ではありません。ただし買い方にコツがあります。
まずお伝えしたいのは、電子辞書は「大(上位機種)は小(中級者向き機種)を兼ねる」ということです。
電子辞書の場合は、英語中級者でも上位機種を使うことは出来ます。それならば、最初から上位機種を購入してしまえば、大学生や社会人になっても利用できるので、ずっとお買い得です。
言い換えれば、中高生モデルのような電子辞書を買うのではなく、最初から最上位のモデルを買うべきだということです。
問題は上位機種の価格です。通常は5万円前後とややお高いのです。
そこでシリウス英語個別指導塾としては、最上位電子辞書の旧機種を中古で購入することを強く勧めています。5年~15年前のものだとしても問題はほとんどありません。(動作不良品を除く)。
それでいて価格はたったの5000円前後です。
ちなみに私が所有している電子辞書はカシオのXD-A10000で2010年発売の商品ですが、アマゾンで送料込みで5000円で購入致しました。
電子辞書の選択のポイントの一つは、英語を読んだり書いたりするときに必要な大型辞典を搭載しているかどうかです。具体的に辞書名を挙げていきましょう。
英和大辞典
研究社『新英和大辞典』
小学館『ランダムハウス英和大辞典』
研究社『リーダーズ英和辞典』『リーダーズ・プラス』
大修館『ジーニアス英和大辞典』
和英大辞典ほか
研究社『新編英和活用大辞典』(和英辞典ではない)。
『オックスフォード現代英英辞典』
『オックスフォード連語辞典』
『オックスフォード類語辞典』
『ロングマン現代英英辞典』
以上の辞典中で特にチェックしておきたいのが、『ジーニアス英和大辞典』と『新英和大辞典』と『新和英大辞典』の有無です。
『ジーニアス英和辞典』は学習者向けの上級辞典ですが、『ジーニアス英和大辞典』はその大辞書版です。出来る高校生の英語学習にはとても勉強になるでしょう。
また、英作文や英語のライティングをしようとする学習者であれば、『新和英大辞典』は頼りになる存在です。この辞書の有無で購入を決めるのも一つの方法論でしょう。
カシオの電子辞書をアマゾンのサイトで探してみますと、XD-A10000、XD-B9800、XD-GF10000、XD-N9800、XD-D9800GM
などが良さそうですね。
私が購入したカシオのXD-A10000の場合は、研究社『新英和大辞典』を除いて全部上のリストの辞書が搭載されていました。
英語のライティング・英作文はあまりしないのであれば、英和大辞典の有無で選択するのももう一つの考え方です。(大学に入ってから大いに役に立つからです)。私が所有しているもう一つの電子辞書は、2006年発売の小型の電子辞書、セイコー SR-ME7200 ですが、2021/05/13現在では2980円で売られていました。『ジーニアス英和大辞典』『リーダーズ英和辞典』『リーダーズ・プラス』の他、オックスフォードの『現代英英辞典』『連語辞典』『類語辞典』を利用できます。
当塾で推奨しはしませんが、電子辞書を大きさで選ぶという方法もあるでしょう。(もちろん一番携行しやすいのは、電子辞書ではなくて、iPhoneやiPod touchに辞書アプリを入れる方法です)。
もしかするとシャープのBrainの高校生モデルなどが良いかもしれない。このとき最新版ではなく、ちょっと旧いモデル(たとえば2018年の春モデル)だと安く購入出来る。
以上