大学生になったら大型辞典、あるいは大学生・社会人向けの電子辞典が必要になると以前書きました。
大辞典が必要な分かり易い例が見つかりましたので、ここに書いておきます。
昨日、Youtubeの動画を見ていると、下の写真のようなものを見つけました。テーマは入試にも良く取り上げられるヒトの進化論です。
タイトルは、Evolution from ape to man. From Proconsul to Homo Heidelbergensis.(類人猿からヒトへの進化。Proconsulからハイデルベルク人へ)となっています。
Proconsul はどのような意味(訳語)なのでしょうか?どうやら人類学の専門用語みたいなのですが。。。
しかし、上級学習者向けの中型辞典(ウィズダム、オーレックス)で調べてみますと、載っていないのです。
まずはウィズダム英和辞典。
ついで『オーレックス英和辞典』です。
どちらも古代ローマなどの歴史用語で、進化論とは全然関係なさそうな言葉しか載っていません。
一方、研究社の大型辞典である『新英和大辞典』や『リーダーズ英和辞典』には、ちゃんと載っています。どうやらProconsulというのは化石類人猿につけられた名称のようですね。訳語としては「プロコンスル亜種」ということになるのでしょう。
大学で英語の文献を読むようになると専門用語が出てくるので、大型辞典が必要になってくるというのが分かりますね。
なお大型辞典は紙の辞典を購入するのではなく、大学生・社会人向きの電子辞書や、iPhoneのアプリとして購入すべきでしょう。