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英語多読 生徒達の記録

2015/12/29

Louis Sachar作 Marvin Redpost君のシリーズ +Help! (by AN)

今回は、私立高校1年生AN君が読んでみた2冊の本を紹介します。

 

一冊はすでに一度紹介しました、学習者向けオリジナルストーリーの傑作 Help! です。もう一冊はアメリカの児童文学作家のLouis Sachar (ルイス・サッカー)が書いたMarvin Redpost君のシリーズのNo.5である Class President です。

 

HELP! はすでにN.S.さんの文章で紹介しましたが、当塾では一番のおススメ本の一つです。

help cover

AN君はつぎのように書いてくれました。
help!(by AN)    [全体的に文法も簡単で読み易く長編でもないので日本人の立場からするととってもとっかかりやすいかったです。そして、展開も起伏に富み、ただのコメディだと思っていると突然非現実的な現象が起きてなんだろうともやもやしますが、最後にタネが分かって「そういうことか!」と非常にすっきりと読み終えられました]

 

さて、いよいよ ルイス・サッカーの作品です。ルイス・サッカーというアメリカの児童文学作家は、我々英語学習者にとって、ロアルド・ダール と並ぶべき大恩人です。ダールの作品はブラック・ユーモアが特徴ですから、時には議論も呼ぶと思われる箇所もありました。一方、サッカーは進歩的な正義感に基づくヒューマン・ストーリーが基軸となっており、どの子供にも安心して読ませることができる作品ばかりです。サッカーの作品の最高傑作といえばニューベリー賞受賞作のHOLES(=幸田訳『穴 holes』映画版 シガニー・ウィーバーほか出演「穴 / HOLES」で、日栄社の『集中2週間完成 英語長文(高校上級用)』にも、その冒頭部分がそのまま使われています。もしかしたら、大学入試にも使われたのかもしれません。しかし、やや語彙が難しすぎます。残念ながら、英語多読作品としては、あまりお勧めはできません。

高校生には、ルイス・サッカーのMarvin Redpostくんのシリーズをいつも薦めています。主人公のMarvin Redpost君が小学校三年生のため、語彙が限られているからです。(ちなみに『エルマーの冒険』の主人公も小学校3年生で、こちらも大変読みやすくてオススメです)。この本に感心させられるのは、日本人の子どももアメリカ人の子どもも、同じような問題でや悩んでいるのだな、人類共通なんだなと感じさせてくれるところなのです。長さも60頁くらいなので、飽きません。

 

今回AN君が紹介してくれたのは、No.5のClass Presidentです。マーヴィン君たちの小学校に本物のアメリカ大統領が訪問するという話です。
class presid
AN君は次のように書いてくれました。

 

 

「これも文法はそれほど難しくなく長さもちょうど良く読みやすかったです。ストーリー的には個人的にもうちょっと刺激が欲しいと思いますが、面白かったです」

 

率直な感想ありがとう、AN君。たしかに高校生には、ワクワクさせられる内容ではないかもしれませんね。やはり、Help!のが面白いのでしょう。とはいえ、いろいろな英語の本が当塾にはありますから、好みのものを探して欲しいと思います。『ヒカルの碁』の英訳Hikaru no go などはどうでしょうか?

 

 

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