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塾ブログ 林間教育通信

2016/04/16

中高一貫校 男子生徒の抱える問題点

中高生をお預かりしてマンツーマンで生徒たちに接していると、本当にいろいろなことが見えてきます。その一つは、女子と男子では抱えている問題が違うということです。

 

中高一貫校、特に御三家やそれに準ずる上位校に通われている多くの生徒さんとその親御さんは、国立大学や早慶上智等の一流大学への進学を希望されていると思います。そのために必要な根本的な力とは一体何なのでしょうか?

 

私たちはそれには二つの力が必要であると考えています。その一つが、「粘り強さ」=「精神的たくましさ」であり、強い信念」だと思います。

 

当塾でも、高い目標を設定してそれを達成していく生徒たちはみな、この「粘り強さ」や

「強い信念」があります。また、総じて女子にはそういう力のあるお子さんが多いです。ただ、どうも私立の上位中高一貫校男子生徒たちにそういった力が弱い子が多いように感じてしまいます。

 

これはあくまでも想像なのですが、そういった「精神的たくましさ」だとか「強い信念」の育成を阻んでいる要因の一つが、恐れながら、お母様方の姿勢にあるのではないかと思われるのです。

 

こういうエピソードがあります。

 

当塾から京都大学に合格したO君の話なのですが、O君が当塾に入塾したばかりの頃、授業直前に「頭が痛いので休みたい」と連絡がありました。その日の授業はわざわざ振替授業として用意していたものでしたので、そのいい加減な態度に怒った私は、即座にお母様にご連絡しました。その時そのお母様は、「私も今そのことを知って怒っているんです。」ときっぱりとおっしゃったのです。

 

その毅然とした態度に当初ちょっと虚を衝かれたような気がして驚きました。「このお母さんすごい!」と思ったからです。普通は、「ご迷惑をおかけしてすみません、よく言って聞かせます。」となるでしょう。そういう言葉が出るのは、お世話になっている人に対して失礼な態度をとったことに対して申し訳ないと思う気持ちが先に立つが故の反応だろうと思うのです。ただ、ある意味でお子さんを常にかばう親心がそうさせている面もあるように思います。謝るべき・反省すべきはいい加減なことをした本人であり、本人の意識が変わらなければ何も変わりません。そういう意味で、子どもへの怒りがまず一番に出たということに、同じ母親として共感し穏やかな気持ちになりました。そして、「この子は大丈夫かな」という気になりました。

 

その後親子でどんなやり取りがあったのか知りません。知りませんが、恐らくかなりきちんとした対応をなさったのだろうということは容易に察しがつきます。私たちの方からもO君自身に「やる気がないならやめなさい」ときっぱり告げました。また、人に頼みごとをする際のメールの書き方も教えました。(恐らくここで中途半端な対応をしてしまうと、子どもは親や大人をなめます。ちょっとがみがみ言われるだけで結局は許されるということしか学びません。)

 

O君はそれからピシッとした態度になり、3年間本当に勤勉を実践し、見事京都大学に合格なさったのでした。

 

 

 

 

これと対照的なお母様方の姿勢として、大事な子どもをなるべく傷つけたくない、なるべく悲しい思いをさせたくない、なるべく苦労をさせたくない、という思いを強く持たれている場合があります。そして、そういうお気持ちを強くもたれているのが、男の子のお母様に多いように感じます。

 

例えば、「こういうことは子どもが傷つくのであまり言わないで欲しい」とか「今(試験や模試の結果が悪くて)落ち込んでいるので慰めて欲しい」といったご要望をいただくことがあります。また、「こういうことができていないのでできるように努力しましょう。」とお伝えすると「できるように努力させます」ではなく、どうしてもお子さんをかばう発言になってしまいがちです。

 

当塾は、本当に真剣に一人ひとりのお子さんと向き合う塾です。志望校がここだ、と伝えられたら本気でそれを追求する塾なのです。真剣に向き合うということは、時に言いにくい厳しいことも伝えなければならないということです。出来ないことは率直にお伝えし、出来るようにする。考え方が甘いと感じれば遠慮会釈なくそこも指摘します。なぜでしょうか?

それはお子さんの目標を本気で達成させようと思うからです。落込んでいる暇などないのです。

 

しかし、私たちが真剣な態度で臨むと、甘やかされて育ったお子さんは大抵嫌がります。自分に対する厳しい態度・要求に耐える精神力・忍耐力が養われていないのです。また、そこに「強い信念」もない為、簡単に引き下がってしまうのです。

 

私たちが見ている限り、この、自分に対する厳しい態度や要求に最後まで耐えられたお子さんは、皆さん、第一志望またはそれに限りなく近いところに合格したり、高い英語力を獲得できています。(かといっていつも怒鳴り散らしたり鬼の形相で授業をしているわけではありませんので、誤解なきようお願いいたします(笑))

 

これから大学受験、そして、大学生活、就職、と今よりずっと広い世界に子どもたちは羽ばたきます。子育ての最終目標は、一流大学合格ではなく、「子どもの自立」のはずです。

 

今後活動する世界が広がれば、母親のように大きな温かい愛情を自分に向けてくれる人ばかりではありません。むしろ、今まで経験したことのないような苦しい経験の方が多いでしょう。その時に必要なのはやはり「精神的たくましさ」であり「強い信念(忍耐力)」です。かわいいわが子だからこそ、真の自立を可能とさせるべく、是非ともたくましく育てていただきたく思います。

 

 

 

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