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塾ブログ 林間教育通信

2016/09/02

大学で英語を専攻するのはどう?

当シリウス英語個別指導塾でしっかりと勉強していると、当然、英語が(相対的に)得意な人になれます。すると、特に女子生徒に多いのですが、大学では英語や語学関係を専攻したいとか、将来英語関係の仕事をしてみたいという生徒がちらほら出てきます。この時、中学や高校の英語の先生ではなくて、通訳や翻訳やそんな仕事をしてみたいなぁという気持ちになる場合が大半です。

 

よくある質問(FAQ )でも取上げましたが、英語を専攻にするという進路は、私どもとしては基本的にあまりお薦めしていません。再度ブログでもこのことについて書いてみようと思います。

 

1.英語・語学を「本気で」専門にするつもりならば、英語+国語+読書力の点で相当優れているのが絶対条件です。

 

大学で英語を専攻するのもたしかに一つの選択肢だとは思います。しかし、本当の本気で英語を専門に勉強しようと思うのであれば、英語力だけでは駄目です。国語力に秀でて、どんどん読書をするような人でないと、語学の道は厳しいでしょうね。残念ながら、私たちが知っている「語学関係に進みたい」と言い出す中高生の多くは国語力が足りない場合がほとんどです。英語(だけ)はなんとかよい成績を保てているので、勘違いをしてしまうようです。

 

読書にしても、ラノベしか読んでいないようでは問題外です。原書で読んでいる必要は全然ありませんが、「ドストエフスキーとポーが好きです」くらいのことを言って欲しい。別にこれが、「翻訳でアリス・ウォーカーとポール・オースターを愛読しています」とか、「南アフリカのSFに興味があるんです」でも構いません。

 

以上のような条件を充たしているならば、英語や語学を専攻というのもアリでしょう。しかし、家庭環境も問われてきますし、かなり狭き門ですね。

 

 

あ、ただし、昔の花嫁修業の感覚、つまり女子大で英文学を専攻しようというような感じで英語を勉強するつもりであれば、何でも OK です。いまどき花嫁修業かなぁとは思いますが、それで良いというのであれば、どうぞご自由になさってください。

 

 

 

2.通訳や翻訳を職業にするのはかなり難しい。

 

これについてはもう繰り返しません。上智の外国語学部英語学科の大学院を出て、通訳専門学校に通ったからといって、プロの専業通訳に簡単になれるというものではないということだけは、強調しておきます。

 

英語を専攻してそれを活かすとなれば、普通は英語の教師なのです。学校の教師以外にも、TOEICやTOEFL専門学校や受験予備校などの講師の道もあります。なお、大学で英語を非常勤で教えるのは案外簡単にできますが、収入的には極貧を覚悟する必要があります。といって大学の専任教官になるのはかなり難しい。

 

 

3.英語力を活かしたいならば、他の専門を身につけましょう。

 

普通の人が英語力を活かすとしたら、英語の先生になるか、英語を使って自分の専門分野で活躍するのが一番です。英語の先生が嫌ならば、法学部、経済学部、商学部、工学部、薬学部などの分野に進んでください。

 

とくに理系分野では英語が苦手な人が多いので、英語ができる人は重宝されます。また、法律の知識があると、社内翻訳家になって比較的高給を得ることが出来る可能性が開かれるようです。これも繰り返しになるので、これ以上は述べません。

 

 

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