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塾ブログ 林間教育通信

2017/03/30

シリウス英語個別指導塾と集団式予備校、どこが違うか?Part2

多くの予備校では、「文法基礎コース」だとか「英文読解コース」といったように、目的別に講義をとって授業を受けていくというスタイルのようです。文法を勉強したければ文法コース、長文読解が弱いからそこを強めたいと思えば読解コース、といったように自分の目的に合わせて講義を選択していくシステムのようです。

 

 

 

しかし、1:1のマンツーマンで英語を教えていると、文法力が(ある程度)あるからといって長文が 文法的に読めるわけではない、また、問題の答えが合っているからといって、なぜその答えになるかという理由を説明できるわけでも、長文を正確に理解できているわけでもない、ということが本当によくわかります。

 

 

英語長文を深く正確に読み、自分が理解できているということを相手に伝えるためには、単語力、文法力、構文力、そして教養力と言語能力を統合した力が必要なのです。

 

 

我々の個別指導においては、文法学習が一通り終わったら長文読解演習に入りますが、そこでどんな勉強をするか、簡単にご説明しておきましょう。

 

 

まず、英語長文を正確に読めるようにするためには、確固たる文法力は大前提です。しかし、何度も書きますが、文法問題が解けるだけでは、長文読解にそれが活かされることはあまりありません。文法はあんなにできるのに、長文を読み始めると、途端に文法的なことを全く無視して、自分で勝手にお話を作り出す、なんてことはよくあります。

 

 

ですから、英語長文を読みながら再度、長文の中で、今まで学習した文法が実際にどのように使われているかを意識させていきます。しかし、文法的なこと、構文的なことが理解できたからといって、その英文の意味を本当に理解できるとは限りません。そのため、それは一体どういうことか、なるべく自分の言葉で説明できるように求めます。(国立大学で求められる力です。)

 

 

 

例えば、生徒の皆さんに長文を読ませていると、間違った文法的解釈で英文を訳すことがあります。しかし、それを単に、「その解釈は間違っていますよ、正しくはこうですよ。」と教えてしまうことはあまりしません。たとえ間違っていても、その解釈はその子の仮説です。自分でそうだ!と思ったわけですから、その解釈=仮説に従って読み進めていけばよいのです。それでなんの矛盾もなく、また、自分で訳したその文章で自分が納得できる、意味が分かる、ということであれば、その仮説は正しかったということになりますし、「え?どういう意味???」となるのであれば、その仮説が間違っていたということになります。その時、他にどんな可能性があるかな?ということで別の仮説を立てて検証していく。この過程が非常に大事なのです。

 

 

 

こういった方法論は、集団式講義で実践することは不可能です。講師が丁寧に板書しながら説明を尽くすか、せいぜい誰か一人をあてて答えさせるだけでしょう。しかし残念なことに、他人の説明を聞いただけではなかなか「自分が」「本当に」できるようにはならないのもまた事実です。(わかったつもりになっているだけです。)また、個別指導塾ならどこでもこういった指導がなされているというわけでも決してないでしょう。

 

 

力のあるプロ講師との1:1の質疑応答=対話的授業を通して「自分の頭と口(言葉)をフルに使って、ああでもないこうでもないと試行錯誤を繰り返す」、そうこうしているうちに、本当にできるようになるのです。

 

 

【まとめ】

 

1.本当に英語を理解して読めるようにするためには、自分の力で試行錯誤しながら考える必要があります。誰かに教えられて習得できるものではないのです。

 

2.シリウス英語個別指導塾 by 東大式個別ゼミの個別指導というのは、プロ講師との1:1の質疑応答対話を通して学習者の試行錯誤をサポートしたり促していきます。

 

3.上記の結果として、英語を、「自分の力で、深く正確に読み解いていく揺るぎない本物の力」が身につきます。

 

 

 

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シリウス英語個別指導塾 by 東大式個別ゼミ
中高一貫校専門 大学受験英語塾 英検
横浜・藤沢・中央林間・相模大野・町田
住所:神奈川県相模原市南区東林間4丁目13-3
TEL:042-749-2404
http://www.todaishiki-english.com/
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2017/03/09

シリウス英語個別指導塾 と 集団式予備校、どこが違うか。

 

 

私ども「シリウス英語個別指導塾 by 東大式個別ゼミ」と一般的な集団式予備校のどこが違うか、ということを思いつくままにまとめていきたいと思います。

 

 

 

疑問1  「説明がうまい先生」がよい指導者か?

 

 

当然ですが、集団式の予備校は、一人の先生が多くの生徒たちに向かって講義をします。それは文法の説明であったり、英文の構造や文の意味の説明であったりするでしょう。そして、ベテランで説明がうまい先生ほど、「なるほど、うんうん納得!」と、聞いている側にすっと入ってくるような言葉を投げかけながら生徒たちの理解を促していくのだろうと思います。

 

 

 

しかし、それが本当に生徒たちの真の血(知)となり肉となっているのかということについて、私どもは少々疑問を持っています。

 

 

 

我々の授業でも、当然新しく学ぶ文法事項等についての説明は行います。これ以上ないというくらい、深くて丁寧な説明をしていると自負しております。しかし、丁寧な説明をすれば生徒はそれをしっかりと理解し、更にはその知識を後々までしっかりと維持できているかというと、それは全く別問題です。

 

 

 

我々は、生徒たちが我々の説明をわかったような顔をして聞いていても、実は意外にわかっていない、意外にできない、ということを知っています。なぜなら、常にマンツーマンで質問をし続けているからです。すると、「はいわかります。」と答えた直後に角度を変えて質問をしてみると、答えられない、あるいは間違ってしまう、ということは決して珍しいことではありません。

 

 

我々は、生徒たちが「わからないことをきっちりと自分の頭で理解すること」、「生徒たちが今できないことをきっちりと自力でできるようになること」、それらを日々の自分の任務としています。そのためには、ただ説明するだけでは駄目なのです。

 

 

※生徒自身にいろいろな角度から質問を投げかけ、生徒自身の力で答えを導き出させなければ、本当に生徒の血(知)となり、肉となることはないのです。また、マンツーマンですから、他の人が当てられている時は自分は休憩、というわけにはいきません。常に全ての質問に対して自分が考え、自分が答えを出していかなければならないのです。つまりお互いに非常に集中力を要し、お互いに非常に疲れる授業なのです。一瞬たりともボーっとする暇はないのです(笑)

 

 

このやり方こそが、生徒たちの思考を真に鍛える方法であると私たちは信じて疑いません。

 

※(どんどんと質問を浴びせながら生徒たちを正答=正しい解釈へとたどり着かせることは、単に丁寧で詳しい説明をして教え込むことよりはるかにエネルギーや力量を要するものなのです!)

 

 

 

 

疑問2 だま~って講義を聞いたりだま~って勉強していて、本当の英語力が身につくのか?

 

 

つかないと断言します。英語は言葉です。声に出して英文を読む、これが英語(言語)学習の核となるものです。

 

(今のお父様お母様の世代はまさに、集団式予備校で英語を学んで大学受験を突破した世代でしょうから、ご自分のことを思い起こせば、自ずと答えは同じになるはずです。)

 

 

 

集団式予備校から我々のところにやってこられる生徒さん(だけでなく初めて我々のところにやってこられる生徒さん)の殆ど全員に共通している問題点は、読むのが下手ということです。まず発音がなっていないことが多いです。waterとかlittleなどを「ワラ~」とか「リル~」とは(不思議と)言えるんだけれど(笑)、RとLの発音の区別は全くできていないことが多く、むしろ滑稽です。RとLの発音の区別もせずに英語を読んだり話して、それは本当に「英語」なんでしょうか?(むしろ、他の音は出せなくてもこれだけはしっかりと出せるようにすべきものなんですが…)

 

 

また、複数名詞につけるsを読み飛ばしたり、現在形の文なのに過去形に訳したりと、言葉や文章の末尾に行くにつれて意識が薄れることが多いです。そんなところどうでもいいと思っているのでしょう。しかし、英語において、名詞の数を常に意識するというのは英語文化の大きな特徴ですし、現在形を過去形に訳してしまう人は、あらゆる場面で適当に訳すことが多いと容易に想像がつきます。細部にまで意識を働かせられないようでは、いつまでたっても英語ができる、という境地には達せないでしょう。

 

 

 

しかしこういったことは、マンツーマンで生徒一人一人の「声」を聴いてくれる人がいなければ決して表面化しないことです。

 

 

 

一番大きな問題としては、英語長文の読解でしょう。

 

 

集団式では、家で予習として英語長文の和訳をノートに書く、というような作業が必要になるようです。(やっているかどうかは別として。)授業では講師の方がひたすら説明をし、生徒たちは、自分の訳や解釈と照らし合わせて、訳文を修正したり、ノートをとったり、というところでしょうか。

 

自宅で長文の和訳をノートに書いている時はほぼ黙ってやっているでしょうし、講義中もひたすら説明を聞くだけですから、ほぼ黙っているということになりますでしょうか。

 

 

我々の授業では、その日やる英語長文の全てについて、生徒たちに読ませますし、必要な部分は全て生徒たちに口頭で訳させます。(ノートに訳させるなんて時間の無駄!)その際に、ポイントとなる単語の意味や文法の質問、、文の構造についての質問、解釈についての質問と、様々な質問を投げかけながら、生徒の理解を深めていきます。また、日本語の言葉遣いや表現についても、おかしなところは訂正していきます。(別の機会に書こうと思いますが、予備校に通って偏差値はそれなりにとれていても、まともな日本語訳が出来ない人、多いですよ!)

 

 

 

つまり、場合によっては講師よりも生徒の方が声を出している割合が多い、そういった授業を展開しています。全て、「生徒自らが自らの力で本当にできるようになる」ための、基本的な方法論だと確信しています。また、英語のみならず日本語能力をも鍛え上げていくことができます。(特に国立大学では英語においても、日本語能力が問われます。)

 

 

 

疑問3 やる気のある仲間同士で競争しながら、切磋琢磨しあうのが勉強って本当?

 

 

ある面では当たっている部分もあると思います。例えば、数学などは個別指導塾の1:1でやることにそれほど意味がないという意見があります。大勢の中で揉まれながら、デキル人に刺激されて自分もやる気が出る、という理屈のようです(笑)。

 

 

まあ、集団式で問題演習などをやれば、人より早く問題を解こうという意識が働いて、ある種の集中力だとか解答作成能力が高まるということはあると思います。また、「自分が解けない問題をヤツは解けた。悔しい。」という気持ちを原動力にして、やる気が起こるということもあるのでしょう。

 

 

一方で、個別でどんどん数学の深いところまで掘り下げて、指導してくれるような先生がいらっしゃるのであれば、その先生から刺激をもらえますから、単に計算が早いだとか、難しい問題が解けた、といった喜び以上の深いものを得られることもあり得ます。ただ、それだけの熱意ある先生と出会えるかどうかはわかりません。

 

 

いずれにせ、デキル人に刺激されて、というのは、自らの内面から湧き上がる知的好奇心だとか探究心=つまりは内発的動機づけから勉強をしているわけではないということでもあります。人との競争心を勉強へのエネルギー源としているだけですから、一流人とは言い難く、ちょっとお粗末ですね。

 

 

 

英語の場合はどうでしょうか?英語の場合は、デキル人に刺激されて、何をするのでしょうか?英語というのは、言葉の学習ですから、デキル人に刺激されることはあっても、結局は自分でコツコツとやるべきことをこなしていかなければ、デキルようにはなりません。(数学だって、結局は一人でコツコツとやるべきことをやらなければ、やはり力はつきませんからね。。)

 

 

また、人と差をつけたいのであれば、人と同じ授業を受けたり、人と同じことをやっていても、普通の人は、差がつかないのが現状です。

 

 

何度も書きますが、勉強とは結局のところ、自分の頭で考えて自分で答えを出すことが大事なことであり、特に英語を学習する場面においては、可能な限り声に出して英文を読みながら学習を進めるのが、本物の英語力を身につけるために絶対必要条件です。そういったことを可能にするのが、力のあるプロ講師による1:1の個別学習であると断言できると思います。

 

 

 

ただ、どうしても人との競争がないとやる気が出ないという人(競争があれば本当にやる気が出るのかどうかは別として…)、大学入試さえ突破できればそれでいい、本物の英語力だとか使える英語力なんて興味ない、英語で何か読み物を読んでみたいなんて思わない、等にあてはまる人は、集団式予備校が合っているでしょう。

 

 

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2017/03/02

英検準1級、準2級、3級合格!おめでとう!

第三回英検の結果が出ました。当塾からも続々と合格者が出ています。

 

英検準1級合格(高2・Yさん)の成績をご紹介します。

 

英検準1級1次試験結果 名前けし 英検準1級 2次試験 名けし

 

 

この他に、F君(中2)英検準2級 合格。(第二回で合格)、Tさん(中2)英検準2級合格。Yさん(中2)英検3級合格(中2)。特にYさんは、非常に高得点で3級に合格しています。改めてご紹介いたします。

 

 

私たちの自慢は、当塾に在籍中に英検を受検する子はほとんど、特別な英検対策などしなくても受かっているということです。英検を受検しようと思った時に、過去問を解かせた段階で既に6割以上、つまり合格ラインに到達しています。そこから自分で過去問を解くなどして頑張っているようです。こういう英検受検でありたいものです。

 

みなさん、お疲れ様!よく頑張りました。

 

 

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2017/02/14

日本語読解力こそが全ての基盤

再三書いてきていることですが、何度でも書く必要があると思っていますので、いろいろな角度から同じことを訴えていきましょう。

 

 

我々は生徒の皆さんに英語を教えていて、時々不思議な感覚に襲われます。私たちは一体何を教えているのだろうか?と再確認したくなるような感覚。英語を教えているはずなのに、いつの間にか日本語の使い方だとか、一般常識的なことを教えていることがよくあるのです。

 

 

これが何を意味しているのか、といいますと、やはり、今の若者の言語(日本語)能力や教養力が総じて低いということではないでしょうか。本人の母語能力以上に外国語(英語)能力が高まるということはあり得ませんから、自分の英語能力は日本語能力に比例するのだとお考えください。

 

 

 

昨今は、お子さんが小さいうちから英語英語と、英語を熱心に習わせる親御さんが相当数いるようですが、それはお子さんの首を親自らが絞めているようなものだと、私たちは考えています。英語ができれば世界を理解できるわけではありません。英語ができるだけでは何者にもなれません。(なる必要もないわけですが。)また、母語能力以上の外国語能力が獲得できるはずもないのですから、英語ばかり熱心に勉強させたからといって、それが他を圧倒するような特別な力となり得る可能性は限りなく小さいのです。

 

 

 

むしろ、根幹となる部分をしっかりと耕されていたお子さんは、英語しかできない薄っぺらい学力など、時期が来ればあっという間に追い抜いてしまいます。子どものうちは「英語など勉強する暇があったら、本を読みなさい」ということです。(この「本」という文字が実は曲者ですが・・・つまり子供用ラノベではちょっとどうかなあ…。また書きましょう。)

 

 

我々が母語とする日本語能力というものがいかように大切であるか。是非とも以下の文章をまずはお読みいただき、一人でも多くの親御さんがお子さんに真の知性の萌芽を育んでくださいますことを、切に願います。

 

 

 

2017年、2月6日付東京新聞夕刊の記事より、京都大学名誉教授佐伯啓思氏の文章です。

 

 

佐伯 読解力 いらないか

 

 

 

 

わたしの判断で、大事な部分を抜粋してご紹介します。(前半部分割愛。できれば本文をお読みいただきたい。)

 

 

              ネットは簡便

 

「言葉」というものに対してもつ関心や意味が近年、大きく変わってきていることは事実であろう。確かに、ITの進展とともに、チャットやツイッターや無料通信アプリLINE(ライン)で交わされる言葉は、読解力や表現力どころか、好き、嫌い、いいね、けしからんね、といったたぐいのあまりに端的であけすけな単語の組み合わせ、といった傾向に流れる。また、いかなる情報でも、ネットによって簡便に入手できるため、ほとんど読解力などいらなくなっている。

 

 情報化の進展それ自体に是も非もないにしても、結果として、多少なりとも複雑で含みをもった長文の読み書きが回避されるようになるとすれば、そこには大いに問題があろう。読解力とは、言葉を通して他人の心を理解し解釈する力だからである。

 

 だからまた、それは表現力ともかかわるし、さらにいえば、社会的なコミュニケーションの力ともかかわる。なぜなら表現力とは、どのように言えば他人が理解してくれるか、という解釈を前提にするからであり、社会性の力は、他人の言いたいことを理解しおのれの言いたいことを伝える力そのものだからだ。読解力が大事なのは、「国語」の点数をあげるからではなく、それが人間の社会性の基礎であり、文化の基礎だからである。

 

 ということは、読解力の低下は、社会性の能力、つまりコミュニケーション能力の低下を意味するだろうし、さらにいえば、文化の質の変容を示しているだろう。

 

(中略)

 

                「生」を豊かに

 

 さらにいえば、政治の質も、政治家の質も、もとをただせば、読解力や表現力に基礎をおいている。(中略)まずは大事な一冊の本を見つけ、一人の大事な人との会話を楽しみ(時には苦しみ)、そこからおのれを見いだすというしごく当然の習慣を身につける方が、はるかに「生」を豊かにすることは間違いないであろう。(抜粋終わり)

 

 

 

 

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2017/02/07

教養主義こそが我々の理念

 

日々中高生に(英語を)教えていると、多くの子どもたちが「勉強とは、日常とは別の特別な世界について(ぼんやりと)知ること」と勘違いしているのではないか、と感じることが多いです。あるいは、学校で上位の成績をとるため、受験で合格するために必要なこと、と受けとめているだけ、のような気もします。

 

しかし、そういう意識で勉強しただけの学力というのは、私どもからすれば、風が吹けば簡単に吹き飛んでしまうような、塵のようなものです。(言い過ぎかしら…汗)

 

 

 

前回のブログで、私どもの理念として「アンチ・ガリ勉主義」ということを掲げました。これは別の言い方をしますと「教養主義」ということでもあります。

 

 

即ち、テストのため、受験のために勉強をするのではなく(それは単なる通過点)、本や新聞等をどんどん読み、教養を身に着けることを主眼にしてほしいということを意味します。同時に、「現実の世界にずっしりと身体を浸からせて生き、感じ、考え、知性を獲得せよ」という願いでもあります。

 

 

 

「現実の世界に身体を浸からせる」とはどういうことでしょうか?

 

例えば、身の回りに日々起こっている問題に、意識的・主体的であれということです。もちろん学校の友達や家族、という範囲もありますが、もう少し広い視野をとって、現実の社会にある(あった)様々な問題に意識を向け、リアルに自分に引き寄せて考えよということです。

 

 

その為には当然、新聞を読んだりニュースを聞く、本を読むといったことがまずは、習慣化されていなければなりません。(もちろん、これは最低限の必要条件でしかありません。)

 

 

残念ながら、昨今こういったことを積極的に実践なさっているお子さんに出会う機会は、なかなかないのが現状ですが、新聞の紙面にて、そういったお子さんに出会うことができましたので、ご紹介しましょう。

 

 

2017年1月26日付の東京新聞「発言」欄に寄せられた読者の投稿です。

 

 


子の未来 考える国に

 

 

 

このお子さんには既に「知性の萌芽」があります。それが、

 

「この国は被ばく国で核の怖さをよく知っているのに、どうして核兵器廃絶に賛成しないの?」「なんで借金膨らませてまでオリンピックやるの?借金で困るのオレたちだよね」「原発、なんで動かすの?核のゴミを残して死ぬくせに」

 

という言葉(疑問・怒り)によく表れています。身の回りの事件、事故、問題を自分のこととしてリアルに受け止め、自分の意見をしっかりと持つことができている。これは、単に教科書や問題集を、せっせと勉強して得られるような力ではありません。また、一朝一夕に養われたものでもないでしょう。

 

 

 

日々の習慣、ご家族が(自然と)作り上げているこの子を「この子」にした、つまり「知性を育んだ」のだと思います。

 

 

学校の成績や偏差値ばかりを追い求めても、それだけでは「教養ある人」「知性ある人」にはなれないのです。このお子さんのように、社会や世界にある問題を、自分のこととしてリアルに受け止め、自分の意見を持つ、それこそが「真の知性」だと私たちは考えますし、こういうお子さんを「優秀な子」と呼ぶのです。

 

 

 

本当は当塾からもそういった「真の知性」を生み出したいのだと、本音をここに暴露しておきます。

 

 

 


 

ここからは余談です。この12歳の彼に、そして、同じように社会に対して疑問を抱いているお子さん達へ

同じく東京新聞の記事からです。アメリカトランプ新大統領に対する抗議デモに参加した8歳の少女が紹介されています。

 

 

 

大人の林の中で

 

 

更にもう一つ。以下は今のところ日本のオトナタチが出している答えの一つです。(東京新聞より)

 

若い意見聞かぬまま new

 

 

 

内容を一部要約、抜粋してご紹介しましょう。

 

 

今春、福島原発事故で避難していた人々に対して、避難指示の解除が行われます。福島第一原発では、1~3号機から使用済み核燃料を取り出す計画が大幅に遅れ、廃炉作業の見通しも立っていない状況のようです。そんな中、住民の帰還だけが「予定通り」に進められている、とのことです。その説明会での様子が報告されています。

 

(以下抜粋)

兼業農家の女性からは、農業用水に使っていた大柿ダムの底の汚泥の汚染度を問う場面も。国側はダムの水を使った作物の実験結果でも安全を確認していると強調する一方、「汚泥は一キロ当たり20万ベクレル前後になる」と説明。会場からは「そんな危険なところに子どもを帰せというのか」と怒りの声があがった。馬場町長に「同じ被害者なんですから」と国目線に立たないでほしいと訴える町民も。

 

 

津波被害にあった請戸地区の紺野広光さん(72)は「生まれ育ち、老後の準備をしていた家がすべて流された。原発は国策で事故は人為によるもの。なのに今回の原発事故では誰も責任を取っていない。事故の責任をはっきりさせない限り、同じことが繰り返されかねない」と訴えた。(抜粋終わり)

 

 

 

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