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塾ブログ 林間教育通信

2016/09/21

上智大学 文系学部

上智大学の文系学部は、お買い得な大学です。慶応の小論文はちょっと無理そう、というタイプのお子さんにもお勧めです。

 

上智大学の英語問題の特色をざっとご説明しましょう。 

 

1)上智大学はどんな学生を求めているのか?ー 英語問題からみる上智の特色

 

入学試験の合否というのは、最終的には模試の偏差値や成績で測ることはできません。当たり前のことですが、実際の入試問題でいったい何点取れるのか、で決まるのです。過去問研究が大事なのだと言われるのはそのためですが、要するに、入試問題と受験生との相性が合うか合わないか、が大事なのです。
さて、上智大学のようなミッション系大学はどんな英語問題を出題するのでしょうか。とても難解そうなイメージがありますね。しかし、実際に解いてみると、案外平易な文章が目立ちます。問題(選択肢)も、英文が読めていれば素直な気持ちで解けば正解にたどり着ける問題が多いです。(あんまりひねった選択肢はないということ。)ただし文章量は圧倒的に多いです。また、文法の知識問題も豊富ですね。早慶の入試問題とはかなり違います。

 

以下分りやすいように箇条書きに特徴を書いておきましょう。

 

  1. 問題は全て記号選択式
  2. 英文は平易だが、 文章量が非常に多い。
  3. 語彙・文法の知識を問う問題が多い。
  4. 学部間で問題の種類や難易度の差異が少ない。

 

特に重要だと思われるのは(4)です。早稲田や慶應などでは、明らかに各学部ごとに問題の特色があります。ところが、上智大学では、理工学部だろうと、総合人間学部だろうと、外国語学部だろうと、学部間の違いが見えにくいのです。(おそらく、早慶では各学部ごとに問題を作成しているのに対し、上智では各学部は問題作成に タッチしていない)。つまり、早慶であれば、例えば商学部ならば商学部らしい英文が出題されます。例えば、ウォールストリート・ジャーナルやニューヨーク・タイムズなどから、商学に相応しい内容が採用される。ところが上智の場合は、法学部だろうと理工学部だろうと学部間で入試問題の差異があまりなく、もう少し一般的な内容の英文が出てくる。決して学部や大学院の授業の先取り的な内容が取上げられることはない。したがって、受験対策も当然ちがってくる。

 

早慶とりわけ慶應の社会科学系学部(経済、法、商など)を志望する受験生には、我々は新聞を読め、社会科学の新書本を読め、と強くアドバイスします。しかし、上智の受験生であれば、新聞くらいはやはり読んだ方がいいのですが、新書本まで読まなくてもよい。極端なことを言えば、国語の成績がある程度良いならば新聞も本も読まなくても何とかなる。そういう態度で臨んでいます。

 

  • 以前と比べて外国語学部と法学部は入りやすくなった。

 

上智大学の看板学部と言えば、言うまでもなく外国語学部英語学科ですが、かつては早稲田慶應をしのぐような偏差値がありました。しかしいまでは大分易しくなりました。

 

あるサイト http://matome.naver.jp/odai/2136409127245548801によれば、1983年から2013年にかけて代ゼミ偏差値で67から63に下がりました。同様に、かつては法学部の偏差値も私立大学の中で最高峰だったようですが、今では早慶に次ぐ三番手になっているようです。

 

 

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