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2023/01/30

中高一貫校高校生の英語落ちこぼれへ組への処方箋(前編)

中高一貫校の高校生が、英語はちょっとマズイなと自覚したとき、どうすれば良いのかーー中高一貫校の高校生の英語落ちこぼれへ組への処方箋

 

<1> 現状認識

 

まずは、英語力の現状認識が必要です。

 

中高一貫校の生徒さんの場合、高校受験を経ていませんので、自分の英語力についてシビアーに問われた経験がありません。

 

かなり多くの中高一貫校の生徒さんは、高校受験経験者よりも、英語力がかなり落ちる場合が多いです。しかし、勇気を持って、自分の英語力がどの位置にあるのか、確認してみましょう。中1英語から徹底的にやり直す必要があるのか、それとも中3英語から軽く復習すれば良いのか。今自分がどこにいるのかを確認し、今後の計画を立てていきましょう。

 

 

<2>現状認識の方法

★英文和訳と和文英訳をチェックする。

 

中学英語をどの程度マスター出来ているかをチェックするには、英文和訳と和文英訳の力を調べてみるのが一番です。英検2級に合格していても、中一英語を和訳したり、英訳出来なかったりるからです。

 

 

ただし、独りではチェックしにくいでしょう。その場合は、問題集などを用いて間接的に調べてみましょう。

 

 
★シリウス英語個別指導塾の場合

 

当塾では、生徒さんとの個人面談の際に簡単なチェックをしています。少し具体的に言うと、以下の通りです。

 

 

中1レベルの英語を英文和訳出来るか。また、和文英訳できるか?

 

中2〜3レベルの英文を読ませ、文法的に和訳できるか?

 

現状としては、中高一貫校の生徒さんの場合、一流あるいは準一流の中高一貫校の高校生であっても、中2英語のレベルを全然クリア出来ない人が、残念ながらかなり多いようです。たとえば、不定詞(中2英語)を訳せなかったりします。

 

 

結果、当塾の入塾生の場合、ほとんどの生徒さんには、中1英語から復習してもらっています。

 

 

 
★実力問題集を解いてみる。

 

一人で自分の実力を測定しようとするならば、中学生用の問題集を解いてみましょう。本人の志望大学によって、問題集の難易度は変わります。

 

 

<東大、国立医、早慶の志願者の基準>

英文法力

『最高水準問題集 特進中1英語』(文英堂)

『最高水準問題集 特進中2英語』(文英堂)

『最高水準問題集 特進中3英語』(文英堂)

長文読解力

『英語長文 難関攻略30選』(東京学参)ー難関高校入試レベル

『英語長文レベル別問題集(3)』(東進)ーー難関高校入試レベル

 

 

<中堅国立大やGMARCH志望者の基準>

英文法力

『最高水準問題集 中1英語』(佐藤誠司、文英堂)

『最高水準問題集 中2英語』(佐藤誠司、文英堂)

『最高水準問題集 中3英語』(佐藤誠司、文英堂)

長文読解力

『英語長文レベル別問題集(2)』(東進)ー県立高校入試レベル

 

 

 

<3>現状認識から中学英語の復習へーー手を出してはいけない教材

 

現状認識の結果はどうだったでしょうか。

 

中高一貫校のかなりの生徒さんは、英語力に問題アリだったのではないでしょうか。中高一貫校は高校受験がないので、理屈から言えば能率的に勉学できるはずなのですが、現実には英語力で停滞してしまうことが、頻繁に起きているようです。

 

しかし、ご安心ください。高校一年生あるいは中等学校の4年生から真面目に取り組めば、東大・京大を含む一流大学の入学試験に、間に合わせる事が出来ます。日本の大学入試は、幸か不幸か、それほど難しいものではないからです。
とはいえ、どのような教材を用い、どのくらい勉強すれば良いのでしょうか。ここでは、中高一貫校の高校生が手を出すべきではない教材等について、まずは簡潔に説明しておきましょう。

 

 

使うべきでない教材、学習方法

 

❌❌❌❌大人のための学び直し英語系の学習本や無料Youtube

 

 

本屋さんや世の中には、中学英語を「短時間で」マスターしましょうと謳う本やYoutubeの番組であふれています。しかし、これらの本やYoutube番組の多くは、利用してみないほうが良いでしょう。

 

 

ちょっと真面目に考えてみれば分かりますよね。中学の三年間、英語の勉強をまるでサボっていたのに、高校になってから、たった10時間や15時間頑張れば、その遅れを取り戻せたりするなんて、そんな上手い話はあり得ないじゃないですか。

 

 

実は、それらの「速成」を謳う英語学習本は、中高校生のために書かれてはいません。むしろ、いったん有名大学を卒業した人が、社会人になって、もう一度英語を学習し直してみようと思い立った際に、役に立つように出来ている本なのです。

 

 

一度、英語を勉強した人たち、つまり大学受験で英語学習を頑張ったことのある社会人ならば、あまり細々とした説明は不要でしょう。昔習ったことを思い出すキッカケを与えて貰えば、それで十分だからです。だから、さらっと簡潔に書かれているのです。

 

 

社会人向け英語学習本の一例を挙げれば、濱崎潤之輔『中学3年間の英語が一冊でしっかりわかる本』です。一度大学受験を通過した社会人には決して悪い本ではないのですが、中高生には理解不可能な内容です。これらの本は、よく見ると、「大人の学び直し」とか「やり直し英語」と、明記されていますね。要するに、英語が全然分からなくなっている高校生向きではないのです。

 

 

Youtubeの無料の中学英語の番組も、事情はあまり変わりありません。2022−23年現在、短時間で中学英語を学び直してしまおうというコンセプトのものばかりですね。中高生には、そういうった趣旨の番組は、ほとんど参考になりません。結論を繰り返せば、高校生は社会人向きの本ではなく、高校生を意識して作られた英語本や映像授業を選ぶべきなのです。

 

 

 

 

❌❌❌❌ Z会等の通信教育
❌❌❌❌ NHKのラジオ講座、テレビ講座

 

 

通信教育やNHK講座については、以前、落ちこぼれの中学生向きではないと、説明しました。このことは、高校生でも、全く同じです。英語力に余裕ができた時に、使えるかもしれない教材にすぎません。

 

 

以上、前編はこれまでとします。次回では、武田塾さんの学習モデルについて、検討する予定です。

 

 

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中高一貫校専門 大学受験英語塾 英検/TEAP
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2022/06/27

日本の英語教育では英話を話せるようにならない理由

日本の英語教育では英話を話せるようにならない理由

 

昔からよく議論されている話題ですが、日本人は中高大と最低8年間も英語教育を受けながら、なぜ英語を話せないのでしょうか。

 

残念ながら、間違った推論が幅を効かせてきました。

 

  • 日本人は文法ばかりやっているから話せないのだ。
  • 子供の頃から英語を勉強していないからだ。
  • 大学入試問題が奇問難問ばかりで、実用英語でないからだ。
  • 英検のような実用英語を重視していないからだ。
  • ALTの外人講師を十分に活用しないからだ。

 

私はアメリカの大学で、外国語を「話せる」ようになる講座を受講しましたので、これらはナンセンスな議論だと断言することができます。今回はなぜこれらの通俗的議論が間違っているのかを説明します。そして、次回以降に、どのような教育制度にしたら、日本人でも外国語を話せるようになるのかを述べていくつもりです。

 

 

 

 

  • 間違った推論 文法ばかりやっているから話せないのだ。≫

 

これは、間違った考え方の代表例ですね。逆です。むしろ、文法力が不足しているから話せないのです

 

もう少し詳しく説明します。

 

 

(その前に最初に申し上げておきたいことがあります。日本人は英語学習で文法ばかりやっているというイメージは、残念ながら中高年オヤジ的旧式英語教育観に過ぎません。良くも悪くも、かなり多くの中学高校の授業では、英文法はほとんど取り上げられていないからです。多くの(中)高校は英文法の問題集を生徒に丸投げするだけで、実際に英文法を教えているのは、実は塾や予備校なのです。ですから、もし文法中心の教育に不審があるのでしたら、寧ろ学校に英語教育を委ねるべきだと忠告しておきます。)

 

 

1.文法を全然知らなかったら、決まり文句と単語を出鱈目に並べることしかできなくなります

 

文法を学ばないで外国語を話そうと思ったら、同じ決まり文句をいつも繰り返し発すしか出来なくなってしまいます。”To go, please” ” I’d like coffee”だけの言語生活。。。

 

あるいは、単語を出鱈目に並べなければなりません。もちろん、そういったことも外国語のコミュニケーションでは、ちょっと便利な技能なのかもしれませんが、英語でそれだけでは残念ですね。

 

我々に必要なのは、決まり文句を100個覚えることではなく、どんな英文でもその場で作りだせる能力です。そのためには文法力がどうしても必要になるのです。

 

 

2.日本人に不足している文法力は、<話し・書くための中学英文法>です。

 

英文法というと、英文法の4択の問題集を思い浮かべる人がいるかも知れません。『Next Stage』『Up Grade』のような英文法の網羅系問題集がその典型例です。たしかに、この手の4択問題集を繰り返し読んだとしても、英語を話す能力にはつながりません。そもそもあまりにも複雑すぎます。また、所詮は4つの選択肢を選べば良い問題集にすぎないからです。

 

英語を話したい人がマスターすべきは、大学入試等で求められる難解な文法事項ではなく、もっと基礎的な英文法です。つまり中学英文法ですね。

 

中学英文法くらいならば、ある程度分かるという人もいるでしょう。あるいは、そんなものは1か月くらいで簡単にマスターできるよと考えている人もいるでしょう。しかし、本当に皆さん中学英文法をマスターしているでしょうか?

 

一流高校の生徒さんであっても、中学英文法をマスターしていると言える人は非常に少ないのが現実です。記号選択問題で正答が分かる、いちおう日本語に訳せるくらいでは、中学英文法をマスターしたとは言えないのです。少なくとも英語を話すために求められているのは、下の写真のような教科書の基本例文をよく覚え、和文英訳的に英文を自在に作り出す能力なのです。つまり、最低限、<話し・書くための中学英文法>が求められています。

 

 

 

 

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当塾の経験から言えば、教科書レベルの和文英訳が即座に出来るようにをマスターするためには、短くても3-5か月、長いと2-3年かかります。決して短くはありませんが、やる価値の非常に高い、和文英訳でもあり例文暗唱だとも言えます。

 

 

一方、従来の普通の英語学習では、どういうルートで文法力を伸ばしていったでしょうか。多くの場合、中学英文法を完全にマスターしていないのにも関わらず、難解な英文法(高校英文法・受験英文法)に突入していました。このように文法を勉強したのでは、話したり書いたりすることは出来ません。しかしながら、文法力が不要だという訳では決してないのです。

 

 

 

間違った推論  ≪子供の頃から英語を勉強しないから話せないのだ。≫

  • 幼い頃から英語を学ぶのは、必ずしも悪い考えではありません。しかし、それなりのハンディがあることを認識してください。
  • 小さな子供や小学校の低学年生は、文法から英語に入ることが出来ません。つまり、要点を能率よくかい摘んで教えてもらうような方法論、つまり文法中心的な英語教育)は不可能です。
  • 文法教育をしないとなれば、大量の英文・英単語を大量に聴かせたり・読ませたりする必要があります。そのためには、マンツーマンか少人数で、毎日何時間か英語に触れさせるのが最適でしょう。
  • 全く英語が出来ない段階ではオンライン英会話授業は使えませんから、生身の人間が教えるのが良いでしょう。ご両親の何れかが英語話者だと理想的です。

 

 

念のために付け加えておけば、文科省が進めているような中途半端な小学校英語は、ほとんど意味がないだろうと予め予想がつきます。

 

 

間違った推論 ≪ALTの外人講師を活用せよ≫

  • 彼らはプロの言語教師ではないので、ほとんど何も期待できません。私共の子どもが小学生の頃もお遊び英語の時間があり、30人から40人ほどのクラスにALTがにたった一人いたようです。日本語は出来ないし、よかれという方針でしょうが、日本語を全く介さず英語で何やらごちゃごちゃ言ってくるので、一体何をしているのかさっぱりわからない授業だったようです。むしろ英語嫌いを増やすのではというのが、我が子の感想でした。

 

  • もしALTで成果を挙げるつもりならば、子ども二人に一人のALT をつけ、毎日二時間くらい一緒に過ごさせるくらいの、思い切ったやり方をしなくてはダメでしょう。つまりALTで成果を挙げるという考えは、現実性に乏しいものです。

 

 

 

  •  間違った推論  ≪大学入試が奇問難問だからいけないのだ≫

大学入試英語が奇問難問の時代は終わりました。今なお超難問なのは、一部の一流私大のみです。具体的にいえば、早稲田(理工学部、社会科学、商学部、法学部など)、慶應(法学部、薬学部、商学部など)、上智(全学部)くらいのものでしょうか。MARCHや国立大学の入試問題は比較的良問が多いように見えます。

 

大学入試に全責任を負わす考え方は、やや不当だといえます。

 

 

間違った推論  ≪入試英語が、英検のような実用英語でないからダメなのだ。≫

英検の四技能(話す、書く、読む、聴く)重視には確かに良い面もあります。しかし、英検準一級に合格して上智・MARCHに進学した者に対して、「英語を話せる人」という認定をできるかというと、非常に厳しいと言わざるを得ません。さらに、英検は総じてどの級も、2020年以降大いに易化してしまったことを忘れてはいけません。

 

英検を評価しすぎてはいけません。

 

 

 

外国語を話すための理想の外国語教育はあるのか?  

 

Yes です。

 

なにしろアメリカの大学では、単位を取得した学生のほとんどが、その外国語を話せるようになってしまうのですから。私自身、アメリカの語学プログラムの恩恵を受けましたのて、1年でもがんばれば話せるようになるのだと実感しています。(もちろん言語の難易度によって、話せるようになるための学習時間は変わってきます)。

 

簡単に言えば、次のようなプログラムです。

 

 

少人数教室(10人未満)>

<週五回(2年目は週3回)+復習>

<ネイティヴ講師>

希望者のみ受講

 

 

また、「集中言語プログラム」も極めて有益です。(私自身は、通常の語学コースよりも、こちらでのやり方で大いに学びました)

 

 

少人数教室(10人未満)>

1日3時間・週5回・8週間 +復習

<ネイティヴ講師>

<希望者のみ受講>

 

このような理想的コースがあれば、日本人も必ず英語を話せるようになります。ただし、日本でこのような言語教育コースを作れるかと問われれば、ちょっと難しいと言わざるを得ません。費用が相当掛かってしまうからです。(ただしネイティヴ講師である必然性はありません。プロの語学講師ならば、構わないでしょう)。

 

 

余談となりますが、ひとつだけ興味深いことを書いておきます。上記のアメリカの大学の語学教育では、音読はほとんど重視されませんでした。もちろん私自身、音読はしませんでした。しかし、しっかりと話せるようになるのです。少人数教室の元では、音読は絶対に大事だとは言えないようです。

 

 

今回はこれまでと致します。次回は、もっと現実的な英語を話すための教育プログラム案について説明します。

 

 

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中高一貫校専門 大学受験英語塾 英検
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2022/05/15

高校一年で中一英語から学び直す意義

当塾(シリウス英語個別指導塾)では、中学生だろうと高校生だろうと、英文法を中一からやり直すことにしています。本当に This is a pen. から始めます。
では、中一英語から学び直すのにはどんな意味があるのでしょうか。もしかすると中1〜2の英語ぐらいならば、さすがに分かっているはずだから、そこまでやる必要はないのではないかと思われる方もいるかもしれませんね。そこで、そういった方々の疑問に答えるためにも、高校生が中一英文法からやり直す意義について説明しましょう。

 

 

 
①今までの勉強の穴を見つけ出す。

 

まずはごく当たり前の消極的意義から説明いたしましょう。それは、今までやってきた勉強の抜けを発見することにあります。例えばThisという単語ですが、「これ」のほかに「この」という意味があります。基本的なことですが、知らない生徒さんが時々います。あるいは英検二級合格程度の生徒さんですと疑問詞(what, who, whenなど)を用いた疑問文の作り方(中一レベル) を知らない生徒さんが非常に多いですね。我々が面談で、つまり当塾に入塾する以前によく質問するのは、「誰が窓を壊しましたか」を英訳できるかどうかなのですが、意外にも9割方が答えられません。(答えはWho broke the window?です。Who did break the window?とする人がとても多いです。)

 
②文法用語(品詞、主語・動詞など)を理解し、英文の構造を理論的に学ぶ機会にすること

 

 
日本人が英語を学ぶときは、文法をしっかりと学ばなくてはなりません。文法を学ぶからこそ、様々な英文を理解したり、英語を話したりできるようになるのです。文法学習は語学の根幹にあると言えます。
しかし、現在の日本の中学生は、学校の授業では英文法についてほとんど説明されない場合が多いようです。これは間違った教育政策に根本原因があります。しかし、実を言うと、たとえ先生に説明されてもよく理解できないのが普通です。というのは、英語に馴染みのない中学生にとって、新しい英単語や英文を目の前にして、文法を理解する余裕がほとんどないからです。また、仮にある程度理解したとしても、すぐに忘れてしまいますね。それにも関わらず学校の先生は、何度も繰り返し、同じことを説明してはくれません。
しかし高校生になると、ちょっと事情が異なってきます。頭脳も一段と成熟してきますし、また中学校である程度馴染んだ英文を取り扱いますから、もう少し余裕を持って英語に向かい合うことが出来るようになっています。つまり、英文法を学ぶ準備が整っているという訳です。その上で、先生に何度も何度も同じことを繰り返し説明されたら、あるいは同じ質問を繰り返し浴びれば、さすがによく理解できるようになるというものです。(もちろん中学生でもしっかりと理解できる生徒さんはたくさんいますよ、念のため)。
我々シリウス英語個別指導塾では、以下の事項を重視しています。

 
1)品詞とその役割を覚えること。つまり、動詞(自動詞、他動詞、状態動詞、動作動詞)、名詞、形容詞、副詞、助動詞、接続詞といった品詞とその役割を理解することです。
2)主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)と五文型の概念を理解し覚えること。

 

3)修飾語と被修飾語主語と動詞他動詞と目的語前置詞と前置詞の目的語の関係について理解を深めること。
例えば、補語(C)と目的語(O)の区別、形容詞と副詞の区別は難しいでよね。しかし当塾では、我々プロ講師が毎回の授業で何度も繰り返し生徒さんに質問するので、ほとんど全ての生徒さんは完全に理解することができるようになります。
今までの塾・予備校の文法教育では、中1レベルの副詞と形容詞の区別がよく分からないうちに、副詞的用法と形容詞的用法を区別せよといった具合に、ちょっと無理な指導をしてきたように思います。

 

我々は中1英語に立ち戻って名詞・副詞・形容詞の概念から始め、さらには名詞句・副詞区・形容詞句、名詞節・副詞節・形容詞節へと、概念をしっかりと定着させるようにしています。

 

 

 

③自分で英文を作れる、つまり英語で書いたり(ライティング)、話したり(スピーキング)できるように、中1英語から学び直す。

 

中学英語を高校生がやり直す最大の理由は、英語を「書く」(ライティング)、「話す」(スピーキング)ことが出来ることにあります。

 

中学英語は、一見するといかにも簡単に見えるかもしれません。確かにその意味を理解することはそれほど難しくはないでしょう。しかし、中1英語のセンテンスを即座に口から発する事はちょっと難しいはずです。読んで分かっても、同じことを書けるとは限りません。聴いて分かっても、同じことを話すことはできないという訳です。消極的に理解するのと、積極的に活用して言葉を発するのとでは、難易度は相当異なります。ご理解いただけるでしょうか?(試しにお子さんの中1あるいは中2の英語教科書の和訳を見て即座に英訳してみてください。その難しさが実感できるでしょう。)

 

 

中学時代ならば、英文を読んで意味が分かる、という消極的理解でもOKでしょう。しかし、これを高校段階でやり直すときには、教科書のような英文を自分がアウトプットできるようになろう、と思いながら学ぶのです。当塾の生徒さんのほとんどが英語のライティングやスピーキングで高得点を取れるようになるのは、中学英語の主体的積極的基礎訓練をしっかりと行っているからなのです。

 

 

なお、この段階の学習は、別のブログで取り上げた英作文学習ルート①にあたるものです。

 

 

学習期間の目安(補足)

 

 

中学英語を高校からやり直すと、我々の経験から言うと、早い人で半年、時間がかかる人で一年半から二年間くらいの年数を要します。生徒さんの状況に応じて履修期間が相当異なるように見えますが、それをやむを得ないこととしてご理解ください。人によって、中学英語の理解のレベルにかなり差があるからです。また、英文法の理解力も個人差が大きいのです。傾向としては、数学が得意な生徒さんは比較的文法は得意で、早く仕上げられるようです。

 

またどの程度中学英語の訓練するかは、各人の将来の志望や受験校によっても異なってきます。「書く力」「話す力」よりも「読む力」を重視したいというならば、中学英語を早めに切り上げるのも、一つの考え方です。私見では、現国が得意な私立文系志望者、例えば早稲田の教育学部や商学部志望などの場合は、文法学習は軽めにして、「読み重視」戦略も有効な方法論でしょう。

 

 

ここからは宣伝ですが、英語の確固たる基礎力を築きたい、しっかりと英作文ができるようになりたい英語が話せるようになりたい、と本気で願っている人には当塾こそがその目標を実現できる最適の塾であると自負しています。指導歴20年を超えるプロ講師が誠実かつ真剣にサポートいたします。

 

 

 

 

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2022/04/10

大学受験自由英作文の採点が加点方式である理由ーー文と文とのつながりを評価する仕組み

大学入試等の自由英作文はどのように採点されるのでしょうか。ちょっと昔から議論されてきたのは、減点方式か加点方式かというものでした。

 

 

減点方式とは、文法や表現等に致命的ミスがあると、それを減点していく採点方法です。例えば、”discuss about the problem”と書くと、aboutが不要なのでマイナス1点とします。この採点方式が採用されていると論じる人たちは、受験生(高校生)には説得力のある英文などどうせ書けっこないのだから、加点方式は不可能であると判断し、出来るだけ文法ミスを少なくするようにとアドバイスします。

 

 

 

他方、加点方式であれば、多彩な表現を適切に用いているか、内容は整合性があっているか、論理的な文章展開かなどの項目について、得点を与える方式となるでしょう。

 

以前ネットで英語塾のウェブ・サイト等を検索してみたときは、減点方式を支持する人が多いという印象を受けました。しかし、和文英訳問題ならばいざ知らず、自由英作文の問題で減点方式だけが採用されるのは、ほとんどあり得ないと当塾は考えます。減点方式だけで自由英作文を採点してしまうならば、そもそも自由英作文を出題する意義ーー複数の英文を適切に並べていく能力を測定する試験の意義ーーが失われてしまうからです。

 

 

実際に高校生に自由英作文を指導しているとよく判るのですが、受験生が直面している問題は、説得力の有る素晴らしい文章を書けないといった高尚なことではなく、凡庸で当たり障りのないシンプルに分かりやすい英文を書けないことなのです。つまり、彼らの書く英文は、多くの場合、文と文のつながりが不明だったり、話が突然に飛躍したりしています。あるいは、設問を無視したり、非常に低レベルの根拠を提示したりします。言い換えれば、文法ミスはないかもしれないが、致命的欠陥のある文章を書いてしまいがちなのです。しかし、そういう欠陥英文を減点法では適切に対処できません。自由英作文という問題の意義は、細かい文法規則をどれだけ守るかではなく、文章全体として意味のある英文を書けるかどうかを測ることに有るのですから。

 

 

 

さてここで致命的欠陥のある英文とはどんなものなのか、説明しておく必要があるでしょう。(英作文の参考書には、稚拙な英文例が載っていることはほとんどありません。しかし、大半の受験生は稚拙な英文を書いているはずです)。箇条書きで書いてみると、次のような英文です。

 

 

 

  • 同じ表現やフレーズを繰り返し使用する英文
  • あまりにも無内容な議論を繰り広げる英文
  • 問題文の問に全然応えようとしない英文
  • 文と文とがつながっていない英文

 

を指しています。もう少し具体的に見ていきましょう。

 

 

 

「無内容な議論」とは?ーー「Aを好きだから、Aが良い」は駄目です。

 

次のような問題を想定してみましょう。

 

問 ” The seashore or the mountain? Where do you want to spend your summer vacation? Choose between the two and give a reason.” (夏休みは海で過ごしたいですか、それとも山で過ごしたいですか。2つのうちの一つを選び、その理由を一つ述べなさい)。

 

答 ” I like to go to the mountains because I like the mountains. Moreover, I do not like the seashore.” (山が好きなので山に行きたいです。それに海は好きではないからです)。

 

どうでしょうか?「Aが好きだからAをしたい」というのは、あまりに無内容な論理展開ではないでしょうか。しかし減点オンリーの採点方式では、うまく対処できません。これは困りますね。

 

ここでは、なぜ山に行きたいのかを具体的に述べておく必要があったのです。たとえば、” I like to go to the mountains because I feel happy when I am walking or climbing in the mountains”(私は山に行きたいです。というのは、山を歩いたり登ったりするのは楽しいからです)といった具合に書かなければならなかったのです。「山が好きだから」を根拠にするのではなく、山が好きな理由を具体的に提示しなくてはならないのです。

 

「好きだから、好き」のような無内容な英文は、ちょっとあり得ないように見えるかもしれません。しかし英語で文を書こうとすると、日本人の多くは頭がとても悪くなり、こういう英文を平気で書いてしまいます。だからこそ、凡庸だがまともな英文を書ける受験生を評価できるような採点方式が求められているはずなのです

 

 

もう一度、2つの答案を比べてみてください。

 

問「あなたは夏休みに山に行きたいですか、それとも海に行きたいですか、理由を一つ挙げて説明してください」

 

答1「私は山が好きなので、山に行きたいです」

 

I like to go to the mountains because I like the mountains.

 

 

 

答2「私は山歩きは楽しいので、山に行きたいです」

 

 I like to go to the mountains because I feel happy when I am walking or climbing in the mountains

 

答1と答2に同じ点数をあげられるでしょうか。仮に文法や表現上のミスを減点する減点式だとすれば、上記2つの英文にさほど差はつかないでしょう。しかし、それでは「自由英作文」を試験に出す意味がありません。答1のようなクダラナイ英文には、むしろ0点くらいが相応しいのです。減点オンリー方式の採点法がありえないと考える理由がここにあります。

 

 

 

「文と文が適切につながっていない英文」とはーーー[結論⇨理由]が出来ない。

 

文と文とが分かりやすく繋がっている英文を書けない生徒は、非常に多いですね。あまり話題になることは少ないですが、自由英作文の指導者を密かに悩ませている大問題になっているはずです

 

 

例えば、英作文である事柄について自分の意見を書くよう求められたとき、最初に結論(主張)を書き、その後にbecause(・・・だから)と理由を述べる文を続けるのが定型ですが、何故か理由を書くのではなく、別の話題を唐突に持ち出してしまうことが多いのです。あるいは、for example (例えば) と書いてあるので、具体例が来るのかなと思って読み進めると、全然別の話題が出てきて、読み手(採点者、指導者)を困惑させたり、いらいらさせたりするのです。しかしほとんどの学習者は、それがどうしてヒドイ文章なのか、なかなか理解できません。次の例を見てください。

 

 

問「なぜ太陽光調理器(太陽光を銀紙で反射させ、その力で水を沸かせる装置)は便利な道具なのか、その理由を説明しなさい」” Give some reasons why solar cookers are very convenient and helpful? “

 

答「太陽光調理器はとても大事です。なぜならば途上国では沢山の子供が不衛生な水で死んでしまうからです」” Solar cookers are great because a lot of babies and children in developing countries die from drinking dirty water” 

solar-cooker

 

 

日本人受験生が書きそうな典型的な駄目英文です。唐突に子供の死の話題が出てきましたが、これが駄目なのです。太陽光調理器の優れていることと子供の死との間に、いったいどのような関係があるのか、全く意味不明です。採点者としては、解答者は文と文との繋がりの重要性を理解できていないと判断し、低い点数をつけることになるでしょう。また、こういう駄目英文で満点が取れるようであれば、わざわざ自由英作文を学ぶ意義などありません。

 

 

ではどう書けば良かったのか、念のために簡単に説明しておきますと、「太陽調理器は大事だ。なぜならば」の後に、「太陽光調理器を使えば、途上国の子供の死を減らすことができるからだ」” because solar cookers can save many children’s lives in developing countries” とか「太陽光調理器を使えば、燃料費不要で水を煮沸することによって、安全な水を大量に供給できるようになるからだ」” because solar cookers can supply a lot of drinkable water without using any fuels” などとします。そしてその上で、背景説明(途上国で不衛生な水のために乳幼児の死亡率が高いなど)を「後から」付け加えていくと良いのでしょう。(最初に背景説明を書いたら、零点です)

 

 

 

最後に

自由英作文を書くときに、文法や語法のミスを減らすのも確かに大事なことです。しかし、それ以上に求められているのは、「Aが好きだからAが好きだ」のような無内容な論述を脱し、一つひとつの英文を適切に並べていく力、全体として何を言おうとしているのかよく理解できる英文を書く力なのです。自由英作文の採点方法も、当然のことながら加点方式を重視しているはずだと繰り返し強調しておきます。

 

 

 

 

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2017/12/15

東大・東工大・一橋・東外大・慶應・早稲田等一流大学を本気で目指す中高生募集!

 

今年も早いものであと2週間を残すのみとなりました。

 

東大・東工大・一橋・東外大や早稲田・慶應といった一流大学を本気で目指しているけれど、肝心の成績が今一つ、といった高校生には今こそがジャンプアップの最良の時期ですね。

 

 

 

数学あるいは国語はまずまずなんだけど、肝心の英語が…と英語の成績向上に悩んでいる中3~高校生に、私たちは確実にお役に立てるとお約束します。

 

 

 

その理由は

 

 

指導歴20年の本物のプロ講師による

 

 

1:1の完全なるマンツーマン指導で、

 

 

密度と内容の濃い学習ができるからです。

 

 

 

*我々の授業の仕方は巷にある一般的な指導法とは大きく違います。

 

簡単にご説明しますと、丸暗記的な学習をなるべく排除し、理論的に文法を理解させることに主眼をおいています。丸暗記したものは一旦忘れてしまうと思い出すことはなかなか難しいですが、理論的に理解したものは、忘れてしまっても思考の道筋をたどれば思い出すことも容易なのです。ここまでで、分かる方には即お分かりいただけるかと思いますが、詳しくは面談時に具体的にご説明させていただきます。(お電話にて保護者とお話しさせていただいた時点で、本気で当塾で勉強する気があると確認できた段階で面談へと進みます。)

 

 

 

*常に自分が声を出し、自分の頭を使って学ぶスタイルを重視しています。その為、一人一部屋という、ある意味贅沢な空間をご提供しています。ですから、他人の目を気にすることなく、私たち講師とあなたが常に英語や日本語を発して、質疑応答を繰り返しながら理解を深めていきます。

 

当塾で鍛えられれば、英会話的なものや英作文等が得意になるだけではなく、思考力や言語能力そのものが向上します。これは他教科への好影響をも及ぼします。

 

 

 

*我々のマンツーマン、個別指導は指導歴20年のプロ講師が直接指導するものです。ですから、真剣に学べば急速に後れを取り戻すことが可能です。理論的に説明していきますので、今まで漠然と勉強していたあらゆることが一つ一つ明確になっていきますし、おそらくは文法の規則性の美しさに感動し、やる気がでてくることでしょう。

 

 

 

*あなたの志望大学合格までにどんな力が不足しているか。それを正確に分析できるのは見る目を持ったプロ講師がマンツーマンで指導するからです。大手予備校では進学指導をしてくれる担当と実際の指導者は異なります。従ってあなたに対する進学指導は主に模試の成績を見ながら行うことになります。しかし模試の数値(偏差値)だけでは実際のあなたの実力はわかりません。例えば、ある程度数字(偏差値)は出ていたとしても、それが実力の伴った結果なのか、たまたまなのか。実力はあるけれど今一つ結果に結びつかない何か問題があるのか、etc…。

 

 

当塾ならば、実際にマンツーマンであなたと密接に関わっている指導者が、進学指導までするわけですから、あなたの強みや弱み、模試の成績には表出していない部分までも指摘することが出来ます。それによって、志望大学合格までに必要かつ効果的な課題を、より正確に見つけることが出来ます。

 

 

 

*大学受験において最後にすべきことは何といっても過去問対策です。プロ講師によるマンツーマン指導だからこそ、あなたの受験する大学、学部に絞った過去問演習をたっぷりと行うことができます。大手予備校などでも○○大学対策コースといったようなものがあるようですが、所詮それは一般的な授業でしかありません。一つの大学でも学部によって問題の傾向は大きく異なることが多々あります。

 

ですから、あなたの受検する学部に絞って、かつ、得意な分野は軽く、苦手な分野(特に、英作文が課される場合など)はたっぷりと、臨機応変に細かく、かつしっかりとした対応ができるのは、当塾の個別指導だと自信を持って言えます。

 

 

 

 

とにかく何が何でも志望大学に合格したいんだ、というあなた。中3の今が最良のチャンスです。高1だったら悩んだり迷ったりする暇はもうありません。

 

 

確実に実力がつく当塾で、

 

私たちと志望大学合格の目標を確実に叶えましょう。

 

 

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シリウス英語個別指導塾 by 東大式個別ゼミ
中高一貫校専門 大学受験英語塾 英検
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