今春、当塾より慶應義塾大学理工学部に合格されたSさんの駿台全国模試の成績をご紹介しましたところ、河合塾全統記述模試ではどれくらいかというお問い合わせをいただきましたので、Sさんに頼んで河合塾全統記述模試の成績もご紹介できることになりました。
ちなみにですが、東大やトップレベルの医学部等を本気で目指す受験生の場合、殆どが駿台全国模試を受けます。Sさんも一応基礎ができているかどうかの確認で春に一度受けただけのようです。また、河合塾の成績表は模試ナビでしか見ることができず、コピーをお借りしましたので見にくい部分があるかと思いますが、ご了承ください。
2021年第一回 河合塾全統記述模試結果
まず一番上の総合成績表を見ると、国語以外全てSレベルです。特に英語、数学、化学が揃って75前後の偏差値となっているのが参考になりそうです。物理は駿台の方では76という偏差値が出ていますから、問題の質やレベルによって化学と物理の偏差値が逆転するというのも、ちょっと面白いところではあります。(Sさんの成績表から読みとけることは、物理は難問に強く、化学は標準問題に強い、ということかなと思います。)
合格判定について
正直、Sさんが志望していたような超ハイレベルな大学の合格判定に河合塾全統記述のような模試の成績はあまり意味のないものではありますが、志望者の中での順位というのは興味深いところですし、そこは合格判定の参考にできる点だといえます。
特筆すべきは、千葉大医学部の後期試験の判定で、第一志望者91人中9位、順天堂大学医学部479人中10位というのはなかなか悪くない位置ではなかったかと思います。(順天堂の成績表は右側が切れてしまっていますが判定はB判定となっています。)
東大東工大や早稲田慶應の理工学部、また国公私立医学部などを本気で目指す方は参考にしてみてください。
Sさんの駿台全国模試の成績はこちら→駿台全国模試の成績
この度、英語は当塾で、それ以外の受験勉強の大半を独学で頑張り、東大理科二類を目指し(こちらは残念でしたが)
慶応義塾大学理工学部に見事合格したSさん、合格おめでとうございます!
Sさんの受験生時代の駿台全国模試の成績をアップいたします。物理、すごいですね(笑)
※(ご存じない方がいらっしゃるかもしれませんので念のため補足説明しておきますと、駿台全国模試は東大東工大京大などの超一流大学やトップレベルの医学部を本気で目指している全国のトップレベル層が争う模試です。ですから受験者数も理系でわずか30000人足らずです。その中での偏差値と、河合塾全統記述のような何十万人もの受験生が受ける標準レベルの模試とでは偏差値の意味が違います。河合塾全統記述で70越えしても駿台全国模試では60、場合によっては50台になることも全く珍しいことではありません。)
合格判定では、慶應大学医学部,阪大医学部を除いて登録した全ての大学でA判定を取れています。浜松医科大学や東京慈恵会医科大学もA判定が出ています。
今後は、Sさんに当塾の理数科目の指導をお願いすることにいたしました。
MARCHや上智理科大、早慶、農工大、電通大、横浜国大、都立大、東大東工大、そして医学部を目指している方で、理数科目に不安がある方や勉強法がわからなくて伸び悩んでいる高校生や既卒生は是非当塾にご相談ください。
現役の慶應大学理工学部生が勉強法なども含め丁寧に指導いたします。尚、学生講師ですので料金はリーズナブルに設定いたしますので、詳しくはお電話にてお問い合わせください。
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講師より
Hさんは中学受験が終了した直後、まだ小学生のうちに当塾に通い始めてくださいました。当初から当塾が通常使用しているハイレベルな問題集を使って勉強してもらいました。そのせいもあり、中学1,2年生の頃は、ご本人はもちろんのこと、私たち教える方も結構苦労しました(笑)。そのことを今でもはっきりと覚えています。
しかし、Hさんは黙々とコツコツと英語の勉強を継続し、揺るぎない実力(河合塾全統記述模試で常に偏差値70越え。)をつけていきましたね。
どんな状況でも、正しい方法で適切な内容を継続的に勉強していけば、高い英語力を習得できるのだ、ということを体現してくださいました。このことは私たちにとっても指導者としての自信の一つとなりました。
大学に進まれましたら、是非とも様々な本を読み、身の回りの問題について自分に引き寄せて感じ、考え、思考を深めていってほしいと思います。