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対話的音読学習法 (我々の完全マンツーマン方式だからこそできる英語学習法)

我々の完全マンツーマンの英語個別指導が優れているのは、出遅れた生徒の集中トレーニングや過去問演習にはとどまりません。当塾のようにマンツーマンで対話的に学ぶことによって、本格的に話したり書いたりする「実用英語」の土台を築くことも出来るのです。(従来の集団式授業の英文和訳方式で勉強しても、話すことはもちろん書くこともほとんど出来るようになりません)

正しい英語学習では、精読・音読・多読・多聴といったインプットに時間の多くを費やすことになります。たとえば、文章を精読したら、それを何回も繰り返し聴いたり音読する。あるいは、黙読する。また、難しい単語、未知語の少ない、平易な英語を大量に読んだり、聴いたりするような学習です。英語学習の中心は、授業を受けたり、英文和訳を書き出したりすることではなく、音読などを通して、英語をインプットする訓練だと言ってよいのです。その中でも初級学習者にとってとくに重要なのが音読学習に他なりません。

音読の重要性については、時々耳にする機会もあるかと思います。そこで、音読の事例を取上げながら、完全マンツーマンの英語個別指導の意義について説明しましょう。

音読は、昔から良く知られた学習方法論ですが、必ずしも易しいものではありません。多くの人が挫折したり、あまり効果を上げられずに終わっているのが現状です。簡単に整理しましょう。二つの問題点があります。

①そもそも音読学習を継続・習慣化できるか。
②中身の濃い音読ができるかどうなのか。

どちらの段階においても、完全マンツーマンの個別指導は非常に重要な役割を果たしています。


① 音読学習の習慣化

難関私立中学の受験をくぐり抜けた生徒にとっては、基礎的な英文法や、文章の構造を理解するのは、それ程難しいことではありません。問題は、習った事を定着させることができるかどうかです。そのもっとも重要な方法が音読です。

ほとんどの生徒は音読学習の重要性を知ってはいるとは思いますが、どうしても単調で退屈な作業になりがちなので、自力で継続することはほぼ不可能のようです。言葉は本来コミュニケーションの道具なのですが、英語でコミュニケーションをする必然性も必要もない環境の中で、大量の基本例文やら教科書本文を何度も何度も繰り返し読まなければならないからです。結果、大量の落伍者が生まれています。

しかし、我々のマンツーマン指導を受けながらまずは3ヶ月頑張ってみると、音読が習慣化するとともに、基礎が形成され始め、音読の意義が実感として分かってくるようです。集団式授業では挫折してしまった生徒も、一対一の個別指導のサポートがあると頑張れるようです。


当塾では大量の英文を覚えてもらいます。穴埋め式の文法問題集を幾らやっても大した英語力はつきません。大事なのは、基本例文を覚え、瞬間的に和文英訳できるようにする事です。瞬間的口から出てくるようにする、というのがポイントです。のろのろと考えながらやっているようでは、英語を speak したり writeしたりする時には役に立たないでしょう? なお、瞬間的に英語がでてくるかどうかをチェックするためには、絶対に完全1対1方式でなければなりません。それ以外の方法でチェックする事は不可能なのです。

たとえば集団式授業ならば、基本構文の音読暗唱大会となるのでしょうが、一人ひとりの問題点を把握して指導するということはできませんから、なかなかうまくいかないのが現状です。当塾で主要テキストとして用いているのは中学生としては最高レベルのものですので、集団式授業で使用すると、たとえ一流校の生徒さんでも消化不良を起こすことが多いようです。

の点、当塾は完全個人指導方式ですから、ほとんどの学習者がマスターする事ができています。我々がしっかりと、一人ひとりの学習者を見守っているからだと自負しております。個別指導だからこそ、少々大変なことがあっても頑張り抜くことができるわけです。

注意

我々のこの文章を読んで、軽々しく我流で英文の暗唱をしてもあまり意味がないかも知れません。もちろん、簡単な英文であれば、力任せに暗唱することも可能でしょうが、それではただ暗記したに過ぎません。全く応用が効かないという結果に陥る危険性があります。

なぜそういう表現になっているのか、理論的にきちんと理解した上で音読をし暗唱してこそ、最大限の効果を発揮するのです。そのためには、学習者が納得できるような理論的説明がまず必要になります。それは力のある英語指導者でなければ不可能であるということをご留意ください。

また、個々の生徒によって効果的学習法は異なりますので、臨機応変にやり方を変えていかなければならない場合もあります。これもまた、力のある指導者の下でなければなかなか難しいことでしょう。

 


② 意識を高く持って音読する

音読というのは習慣化し継続するだけでも大変なのですが、実は、ちょっと奥が深いので理想的に言えばやはりマンツーマンの完全個別指導が必要なのです。
 

もちろん、模範音読(音源)をよく聞き、正確な発音・リズム・アクセントで読むことが求められています。しかし、発音を正しくするというだけではダメなのです。頭を空っぽにして音読しても効果は上がりません。文法や意味をしっかり意識してこそ音読は意味があるのです。ある程度正しく読めるだけでは、英語の学習と言うよりは、「お口の体操」になってしまうからです。意識を高く持たなければ、効果半減です。では、意識を高く持って音読するとはどういうことかといえば、次の3つがポイントです。

  • お口の体操にしない
  • 俳優や大統領になったつもりで読み上げる
  • 英語脳に回路を入れ替えようとする

英文の意味と文法構造のポイントをしっかりおさえながら正しく読む。[(発音、リズム、イントネーション)意味構造三位一体化] 

英語初心者は、文章を声に出して読んでいる間、その意味をよく理解できていなかったりします。これでは、「お口の体操」でしかありません。「お口の体操」というのは、意味や文法構造に気を配らないまま、ただ口を動かして読み上げている状況です。音読を「お口の体操」にしないというのが、一番大切な課題だといえるでしょう。もう少し詳しく説明します。

音読というのは、完全に良く理解した文章について、3語から6語くらいの意味のかたまりで区切り、声を出してリズミカルに読む学習法です。このとき、文の意味を意識すると同時に、これが主語、これが目的語と、文法や文の構造をも同時に強く意識していきます。

たとえば、Many people(主語)/began to think (述語動詞) / Japan would never win the war (目的語, 日本は戦争に決して勝てないと)/ but (接続詞) /Japan didn’t surrender/ easily.(副詞) In August 1945,/ the United States(主)/ dropped two atomic bombs(述語) / on the Japanese cities / of Hiroshima and Nagasaki (名詞の後置修飾)/, and Japan finally surrendered. といったふうに区切って意味と文法を理解しながら、読むのです。音読は、音(発音、イントネーション、リズム)と意味と形式(文法構造・構文)と三位一体化する事によって、初めて効果を上げることができると言うわけです。

また正しいリズムで読み慣れ体にしみ込んでくると、英語の文章構造を直感的に理解できたり、正しく予測できるようになったりします。そうなると、平易な文はより速く、多少複雑な文章であっても比較的簡単に読み解けるようになります。この音読の効果も見逃せませんね。

1対1の対面で指導していると、学習者がしっかりと意識を高く持って学習してきたのか、、それとも単に文字面だけを追って意味も分からず読んで来たのか、よく分ります。聴き手にはちゃんと伝わるものなのです。文字面だけの音読をしていると、集中力が途切れ、ただただ声を出しているだけという状態になりがちなのです。意識散漫な音読になっている生徒には、いつでも注意を促したり、質問を繰り返します。全文について和訳させたり、文法構造の説明を求める必要はありませんが、ポイントとなったり、忘れかけている箇所には厳しく何度でもチェックすることができます。


意味や文法を理解しながら音読できるようになったら、さらにワンステップ上の課題に取り組みましょう。

意味あるメッセージを語り伝えようと、気持ちをこめて読み上げることが学習者には求められてくるのです。自分(やその役)の思いや感情を、英語を通して発信するような姿勢で読み語りかける姿勢です。目の前に聞き手や聴衆がいるつもりになること。そして、自分はたとえばプレゼンをするつもりになって、大統領になったつもりで、あるいは、作家やニュースキャスターになったつもりになって、文章を読み上げることです。

リアルな状況を思い浮かべながら、英文の意味をかみ締めながら、相手に思いを伝えるように読み上げることが非常に大事なのです。しかし、日本の学習状況では、なかなかそういう読み方をすることはできません。外国語を話す具体的な状況が目に浮かばないからです。率直に申し上げて、集団指導塾や独学ではほとんど不可能です。

けれども、我々の完全マンツーマンの授業では全く状況が異なります。なぜならば、我々プロ講師が学習者(読み手)の聞き役になるからです意識の高い音読をするためには、それを積極的に聴いてくれる聞き手が不可欠なのです。聞き手が居るからこそ、メッセージがよく届くように頑張ることができるのです。

 

私達は単なる聞き手だけではありません。学習者が音読学習してきたテキストについては、どんどん英語で質問を投げかけます。質問されたら、生徒はそれに英語(または日本語)で応答してもらっています。高い意識を持って音読してきた英文ならば、内容や表現についてはテキストを見ずに、質疑応答できるはずです。授業での質疑応答に備えるつもりで家庭学習( 音読 )をしてもらっています。
 

完全個別指導の講師を聞き手に設定し、音読でメッセージを伝える訓練。そして、そのメッセージに対して英語問答を実施する。これが当塾の音読訓練法の一つの答えです。受動的で訳読的なスタイルが、積極的で英語脳的な学習スタイルに転じていくのがわかるはずです。


現代の英語学習の目標の一つは、文法訳読主義を克服する事でしょう。頭の中に英語話者が住みつくようになり、いつでも英語で自己内対話するようになるまで、英語をインプットしたいものです。

当塾では英文和訳を否定しません。むしろ、ある段階には、英語を日本語に訳してみる必要があるとは思います。和訳できない英語表現は、実は意味がよくわかっていなかったということがよくあるからです。他方、何から何まで全て日本語を介在しなければ不安だとか、意味が分らないと言った訳読主義になってはいけませんね。一度は日本語に訳してみるのも良いのですが、それは乗り越えられなくてはならないのです。

とはいえ、訳読式英語を乗り越えるのは、初心者にはやはり不安がつきまといます。英語を英語のままで理解するというのは、抵抗がかなり大きいからです。日本語を捨てて英語の回路に切り換えるには経るべき段階があること、英語(外国語)を英語(外国語)のまま理解するタイミングやポイントはネイティブスピーカー教師にはなかなか理解できないこと、個々の学習者の心理面への配慮が必要であること等々があげられるでしょう。したがって、英語を英語のまま理解できるようなレベルになるためには、プロ日本人講師による完全マンツーマン指導が最善なのではないでしょうか。



 
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