英語学習よりも日本語学習が先か

query_builder 2026/03/27


英語よりも日本語が先か?


昨今の早期英語ブームに対し、英語よりも日本語が先だという反対意見があります。英語を身に付けるよりも前に、まずは日本語の基礎を築くのが先だというのです。しかしそれに対する反論もあり、英語を学んでいるからと言って日本語の習得が疎かになるなどということはない、というのです。


このような相対立する見解を見聞きすると、大変迷う方も多いかと思います。そこで、まずは一番大事なことを申し上げましょう。早期英語か日本語かという議論ですが、どのお子さんにも当てはまる正解などというものはないのです要するに、個々のお子さんによって答えが異なってきます


個々のお子さんについての簡単な目安を述べれば、日本語がしっかりとしているお子さんであれば、早期英語を始めても構わないし、そうでなければ英語学習には慎重になるべきだ、ということになります。では、どうやって国語力を判定したらよいでしょうか。



日本語の「主語・述語」を理解しているか


世間的にはもしかするとまだあまり知られていないかもしれませんが、M.access (エム・アクセス)さんは「国語特訓シリーズ」という素晴らしい問題集を作成しています。今回は、そのシリーズから『主語・述語専科』を取り上げましょう。







「主語・述語専科」は、小学校4年生以上から中学受験向きに出来ている問題集ですが、おそらく早熟な小学校2・3年生でも使うことが出来ます。また中学生や高校生であっても非常に有用な問題集となると思われます。また、実際に当塾(シリウス英語個別指導塾)でも、国語にやや難ありの(小)中学生にはやらせています。


この問題集の表紙には、次のような問題があります。










 

問題、次の文から、主語・述語を書きぬいて答えなさい。


*今日は私は、朝からごはんはたべませんでした。


 


 

主語 



述語





一見すると非常に簡単な問題に見えますが、文法や文章の構造には興味がないという生徒さんですと、小学校6年生や中学2年生であって、平気で主語は「今日は」だとか答えてしまいます。「は」のある箇所が主語だと習うと、何も考えず機械的に「今日は」が主語だとしてしまうのです。


不味い場合は、いくら説明しても、「今日は」が主語ではないと理解してくれません。(正確に言えば、文法に興味を持たないので、真剣に説明を聴こうとか問題を解こうとかしてくれないでしょう)


このような生徒さんは、英語を学ぶのは今すぐに止めて日本語に専念すべきでしょう。おそらく学力全体にも難がある可能性大です。



それでは次のような問題は如何でしょうか。





 


練習五、大きな 飛行機が 離陸するのを 見ました。


これの主語はなんでしょうか。


「飛行機が」主語のように思いませんか でもそれは間違いです。 あくまでも文の述語から考えて主語を探すようにしましょう。 





  


 

ヒントはついていますが、先ほどよりは少々難しい問題です。早熟なお子さんならば、小学校低学年で簡単にクリアーできるでしょう。しかし、人によっては小学6年生、いや中学生でも、大変かもしれません。何しろ本文には主語がないのですから。


我々英語の先生としては、このような文の分析を通し、日本語には主語が省略された文が頻繁にあること、だが英語の場合にはたいてい主語があることを理解してもらいたい。もし、この日本語の文の理解が出来ないようであれば、英語学習はまだ早いかなと思います。日本語力の基礎があってこそ、英語学習が進むからです。


日本語の主語・述語ならば簡単だというお子さんでないと、英語の文の主語・動詞が何なのか理解することは非常に難しいのです。ましてや、日本語の「複文」を理解できない生徒は、英語の「名詞節」「形容詞節(=関係詞節)」「副詞節」だとか、S’(エス・ダッシュ)・V’(ヴィー・ダッシュ)を理解することは出来ません。また、教える側にとっても、教える作業は困難となります。


なお、M.accessさんの「国語読解の特訓シリーズ」で、英語学習の観点から特に興味深いのは、『シリーズ三十 修飾・被修飾専科』『シリーズ三十~三十六 文法の特訓』(名詞編、動詞編、形容詞等、副詞連体詞、助動詞助詞がある)でしょう。ご興味がある人は購入してみては如何でしょうか。

今回はこれまでと致します。





----------------------------------------------------------------------

シリウス英語個別指導塾 by 東大式個別ゼミ

住所:神奈川県相模原市
南区東林間4-13-3

電話番号:042-749-2404

----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

TAG

ARCHIVE