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塾ブログ 林間教育通信

2016/03/18

英語スピーキング力は、短期留学ではなぜ向上しないの?(短期留学ーその2)

前回、中高生が短期留学しても英語力は向上しないし、話せるようにもならないと書きました。

 

何故なのでしょうか。理由を考えてみましょう。まず考えられるのは、留学期間があまりに短かすぎるからでしょう。中高生の短期留学ですと、通常2週間くらいの滞在でしょう。海外旅行だとすると、日本人としてはちょっと長い期間のような気がします。しかし、外国語の習得とか英語スピーキング力育成という観点からすると、あまりにも短すぎます! やはり最低2-3ヶ月は滞在しないと、片言でも話せるようにならないでしょう。つまり、英語力向上や英語スピーキング練習を目的に「短期」留学するならば、夏休みを全部費やしても未だ足りないくらいなのです。

 

ちなみに、私の場合は、大学生の頃、カルカッタ(コルカタ)を中心にインドービルマ(ミャンマー)に約2ヶ月間滞在しました。それが二回目の海外旅行だったのですが、二ヶ月英語を使う生活をしてようやく片言で英語を話せるようになった次第です。この経験に照らしても、たったの2週間ほど海外に滞在するだけでは、絶対に話せるようにはならないと断言できます。

 

とはいえ、短期留学で英語力が向上しない理由は、期間が短すぎるというだけではないのです。皆さんご承知の通り、長期間「語学留学」をしても全然英語を話せるようにならなかった日本人が山のようにいるのです。ですから、短期留学で成果を挙げられないのは当たり前です。しかし、長期留学しても何故英語を話せるようにならないのか? 答えは簡単です。日本滞在中に十分英語をインプットしていないからなのです。つまり、英文と英文法を充分内面化していないから、せっかく海外に行ってもアウトプット(英語による発信、スピーキング)しようがないのです。要するに、日本滞在中に、英語をしっかりと学んでいないのが原因です。

 

なお私見ですが、英検準一級の二次試験(面接試験)に高得点で合格するくらいの実力を付けいるならば、海外短期留学でそれなりの効果を見込めるでしょう。(英検準一級の二次試験で合格点を取るのは、当塾の標準的な勉強=オーラル訓練をこなせば2-3年で可能だと思われます。ただし、一次試験の方は語彙が多く求められるので、そう簡単には合格できません)。

 

まとめです。短期留学で英語力の向上を望めないのには二つの理由が考えられます。(1)あまりにも留学期間が短すぎる、(2)日本で本物の英語・英文法をしっかりとインプットしていない、からなのです。あるいは、短期留学するなら、最低英検準一級くらい合格しておいて、です。

 

 

とはいえ、短期留学では、本当にダメなのかと納得できない人もいることでしょう。次回は、短期留学で英語を話す(スピーキング)できるようになる方法論について書いてみます。

 

 

 

 

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