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2018/03/24

中高生の海外ホームスティを有効活用するための準備について

 

当塾の生徒にも、中高生時代に海外ホームスティしてみようという人が少なからずいます。近年の日本の流行ですね。面白い体験ができれば良いなとは思います。しかし、我々としては、中学生のホームスティはお勧めできません。よほど準備をしっかりとするのでなければ、英語力が全く向上しないからです。 というか、むしろ英語力が落ちる傾向さえあるのです。  

   

塾生のホームスティ体験者をみても、英語力は全然向上しているように見えませんし、また、楽しく有益な体験ができたようには思えません。せっかくのお金と時間を費いやすならば、もっと楽しいこと、勉強になることが他にあるだろうなと思います。   

   

とはいえ、せっかくの機会がある訳ですから、それを有効活用してみる方法はないでしょうか。我々としてもいくつかアイデアがありますから、それを書いておこうと思います。   

   

要は、海外ホームスティの前にどんな準備をすれば良いのかというアドバイスです。準備は大きく分けて、(1)語学的準備と(2)非語学的(観光旅行的)準備の二つに分けられます。(1)語学的準備というのは、英語でなんとか現地で意思疎通をするための練習方法やコツについて述べます。(2)非語学的準備というのは、要するに現地に観光旅行に行くつもりになって準備しようという趣旨ですが、今回のメインテーマです。   

   

(1)語学的準備   

まずは語学的準備です。理想論としては、英検準一級レベルの英語力を身につけてから海外ホームスティして欲しい。しかし、中学3年生~高校1年生の英語力は、おそらくは英検準2級前後レベルでしょう。  

  

この程度の英語力だと、英語圏に短期滞在したとしても、英語力向上はおろか、英会話がほとんど全くできなかったということになりかねません。つまり、一緒に食事をしても、言葉のやり取りがないに等しく、黙ってただ食べるだけではないでしょうか。「会話なし」「沈黙のホームスティ」というのは、さぞ、気まずいことでしょうね。 現実の日本人の海外ホームスティは、英語の教科書で描かれているようなホームスティとは全然違う怖れが大きいのです。  

  

当塾の塾生限定ですが、「話す」ことを意識しながら、しっかりと基本例文を覚えてきた人であれば、中学三年生の段階で英語を話す土台がある程度できているはずです。(丸暗記でごまかしてきた人だと、ちょっと厳しいかもしれません)。 しかし、いきなり海外で英語を話してみるのではなく、あらかじめ日本で練習しておきましょう。 たとえば、海外渡航の半年前位前からでもよいですから、オンライン英会話を一週間に3-4回くらいのペースではじめてみてはどうでしょうか。  

  

参考のために、シリウス英語個別指導塾で英語を学習している生徒が、オンライン英会話で不規則に受講しているのですが、次のような感じになっています。  最初が英語学習2年間(中2の最後)の時期、二つ目が、英語学習4年間(高1の最後)の時期のものです。 二つ目は画面に画像がありませんが、単純に画像を載せていないだけですので、是非クリックしてお聴きになってみてください。

   

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 いかがでしょうか。この生徒は現在高2になっていますが、特に英会話の練習をしているわけではありません。が、当塾での口頭演習中心の授業と英文の音読演習の結果、特別な対策なしでもこれくらいは話せるという一つの目安にはなるかと思います。

 

 

他方、当塾でトレーニングを積んでいない人は、いきなりオンライン英会話を始めても、おそらくほとんど英語を話すことはできないでしょう。「沈黙のオンライン英会話」になってしまう恐れが大きいですので、お勧めはいたしません。   

   

 

では、どうすれば良いでしょうか。もちろん、最善の方法はシリウス英語個別指導塾で急いで英語の勉強を始めることです。しかし、ここでは次善策として、「サバイバル外国語術」を伝授しておきましょう。  

   

端的に言えば、自分の言いたいことを、三つの単語をピックアップして説明する訓練をすることです。 たとえば、「カンガルー、ミート、イートイート」(カンガルーの肉を食ってみたい)「ビューティフル ビーチ ゴーゴー」(きれいなビーチに行きたいな)とか「バスルーム、ウォーター、コゥルド」(お風呂の水が冷たい)とか言ってみるのです。ひどいブロークン英語のように見えますし、実際ちょっと恥ずかしい「英語」ですが、普通の日本人ならこれだけ出来たら上出来でしょう。適切な3単語をピックアップできれば、勘の良い英語話者ならば判ってくれるはずです。(勘の悪い人は、何を言っても判りませんので、要注意)。   

   

必要によっては、和英辞典も駆使しながら、イイタイコトを3単語だけで表現してみましょう。決して文章を作ろうとは思わないでください。その代わり、あまり時間をかけずに、3単語を選ぶのです。それで良いのです。ぜひがんばって練習に励んでみてください。こういうことでも、訓練をすると要領がつかめると、うまくなってくることがわかるはずです。   

   

   

(2)現地での行動予定をたてる   

(A) 話題を考える   

   

さて、いよいよ本題です。   

   

皆さん、英語力があって、海外にホームスティしたら、英語を話すことができると思いますか? 残念ながら、英語力がいくらあっても英語を話すことができるとは限りません。   

   

なぜでしょうか。それは共通の話題が分からないからです。何を話したら良いのか、お互いに困ってしまうからです。  

  

話すべき話題がなかったら、ホームスティ先のご家族と食卓を囲んだとしても、いったい何をどうすれば良いのか困るではないですか。名前と学校・学年と好きな食べ物を言ったら、もうそれで終わりかもしれません。毎回、毎回、シーンと黙っているのですか。ちょっと、厳しいですね。辛いですね。   

   

ですから、あらかじめ話すべき話題を予習し準備してもらいたいのです。相手の方が興味を持ってもらえるような話題を探しておくのです。  

  

 

昔は、外国人の興味は「空手」に集中しました。個人的な体験としては、「黒澤明」(映画監督)や「芸者」、あるいは「日本の生活費」について質問されたこともあります。最近では、日本の「アニメ」は海外で人気があるそうです。しかし、相手がアニメファンだとは限りませんね。出来るだけたくさんの話題を用意しておきましょう。映画、音楽、スポーツ、アイドル、ゲーム、趣味、ペット、料理、学校などの話などを用意しても良いですね。  

  

芸(音楽、料理、踊り、絵など)のある人は、なにか実演できると良いですね。(たとえば「手巻き鮨」でも振る舞ってあげることができれば最高かもしれませんね。もちろん、英語で作り方を説明する準備が必要です。しかし、相手のご家族の状況次第ですので、苦労が報われるかどうかは保証できません)。  

  

(B) 現地で何をするのか、何を見るのか (観光計画)   

   

どうでしょうか。ホームスティ先でどのような話題で話したら良いのか、アイデアが浮かんできましたか。おそらく、多くの人はあまり良いアイデアは浮かんでこないんじゃないかと思います。どういう話題ならば親しみをもってもらえるのか、喜んでもらえるのか、なかなか見当もがつかないですよね。   

   

共有できる話題についてのアイデアがなくても、実はそれほど心配する必要はありません。むしろ、あなたが現地の何かに対し、興味を持つことのほうがよっぽど大事なのです。 

 

ただし、「文化の違いに興味があります」のような、どうみても嘘くさい文化への関心ではダメですよ。行動計画につながる具体的な関心です。たとえば、「ブラジルに行ってブラジル・サッカーを体験したい」「インドに行ってインド料理を食べて作りたい」「カナダでカヤックに乗ってみたい」「ジャマイカでレゲエの音楽を生で聴きたい」のようなものです。 

  

具体的に現地で何をするのか行動計画を立案したり、自分の現地でのテーマを設定できたりしたら、話題は自然に浮かび上がってくるでしょう。具体的な行動計画やテーマがあれば、語学も堪能になります。 実際、海外で活躍した日本人のオリンピック選手やサッカー選手は、冬季オリンピックなどを見るとわかりますが、外国語が堪能ですよね。同様に、日本で働いている外国人の料理人や関取も日本語がうまいのは、皆さんご存知のはずです。

 

強烈なテーマを持っている人、つまり、英語(語学)以外の関心を持っている人が、言葉も話せるようになってしまうのです。  

  

 

どうしたら現地にテーマを見つけたり、行動計画を立てられたりするでしょうか? まずは、当たり前のことから始めましょう。それは、観光ガイドの本を図書館や本屋で入手することです。あるいは、観光案内のネットサイトを調べてみましょう。何を見て、何をすれば良いのか、どこを訪れるとよいのか、ヒントがたくさん書かれてあるはずです。 

  

 

観光ガイド本でしたら、ちょっと難しいかもしれませんが、オーストラリアの出版社のLonely Planetの観光ガイド本は、とくにお勧めです。たとえば、カナダのバンクーバーであれば、Lonely Planet Vancouver)。私自身もたいそうお世話になりましたし、大学で講義を受け持った時にテキストとして活用したことがあります。 

 

 

また、日本で海外旅行ブームの火付け役の任を担った『地球の歩き方』のシリーズも参考になるかもしれません。(たとえば、オーストラリアの太平洋岸であれば、『地球の歩き方 ゴールドコースト&ケアンズ 2018~2019』) 

 

 

『ナショナル・ジオグラフィック』のような美しい雑誌も参考になるでしょう。興味深い 写真が多い◎◎紀行みたいな本も良いですね。(アイルランドならば、たとえば、上野格『図説 アイルランド 』や栩木 伸明 『アイルランド紀行 – ジョイスからU2まで』 (中公新書) のような本がお勧め)。 

 

 

そして、もし可能であれば、その国の映画を見ておくと良いですね。オーストラリア映画ならば「プリシラ」「裸足の1500マイル」、ニュージーランド映画ならば、「ピアノ・レッスン」や「クジラの島の少女」などが面白いと思いました。カナダ人作家が原作の(TV)映画では「イギリス人の患者」(オンダーチェ原作)、「侍女の物語」(アトウッド原作)、「アンという名の少女(赤毛のアン)」(モンゴメリ原作)などが有名です。(なお、「クジラの島の少女」の監督Niki Caro(ニュージーランド人)が、カナダを舞台にしたTV映画シリーズ「アンという名の少女」(Anne, Anne with an E、Netflixで視聴可能)の第一話の監督のようです)。 

 

 

ところで、このブログを書きながら最近の新聞を見ていますと、カナダで最も愛される女流画家モード・ルイスの伝記映画「しあわせの絵の具 愛を描く人モード・ルイス」が2018年の4月から日本で上映されるそうです。美術教育を一度も受けたことのない画家だそうです。ちなみに現代オーストラリアで一番高い価格がつけられた画家はエミリー・カーメ・ウングワレー(Emily Kame Kngwarreye)ですが、この人も美術教育・学校教育を全然受けていないようです。10年前の2008年に日本で展覧会が開かれたときには、皇太子夫妻が訪れてニュースで報道されました。 

  

ヒントとして、さらにいくつか提案しましょう。スティ先で「美しい海と自然」の写真を撮ってくるとか、「現地の料理を習う」などはどうでしょうか。 少々ブロークン英語だとしても、ホームスティ先の家族や現地で知り合った人は、あなたの声に耳を傾けてくれるでしょう。あの森は美しいよとか、朝のビーチは綺麗だよ、どこそこでは虹が見ることができるとか、変わった昆虫や花があるよとか、教えてくれるでしょう。車で送っていってくれたり、あるいは一緒についていってくれたりするかもしれません。プロジェクトのある人、目標のある人には、きっと応援してくれる人が出てくるはずです。また、話題にも全然困らないはずです。ホームスティは充実したものになることは間違い有りません。 

 

 

どうでしょうか、現地にどんなところに興味が持てそうですか。ちょっと長めの観光旅行ですから、テーマを設定できると面白くなりますよ。繰り返しますが、英語以外の具体的な目的を見つけるのがポイントです。そして、海外ホームスティが有意義で楽しい海外旅行になること、そして英語を活用してもっと話してみたいな、理解したいなという気持ちに皆さんがなれることを願います。 

 

このブログで、英語だけを頑張っても、ほとんど何の役にも立たないということを実感していただけたなら幸いです。

 

 

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シリウス英語個別指導塾 by 東大式個別ゼミ
中高一貫校専門 大学受験英語塾 英検
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2018/03/06

大手予備校とシリウス英語個別指導塾 by 東大式個別ゼミはどう違う?

昨今は、主にインターネットの普及によって、真偽の定かではない情報が氾濫しています。また、紙媒体での広告を見ても、あたかも特別なものを提供しているような、耳ざわりの良い言葉が並んでいます。

 

 

そういった状況の中で、何が求められているかと言いますと、やはり情報を授受する側の「情報リテラシー」つまり、氾濫する情報の中で、どれがより事実に近いのか、どれがより正しい情報なのか、どれがより自分の要求に真に応える誠実な情報であるか、といったようなことを、分析でき認知できる能力です。

 

 

皆さんお一人お一人が、「賢い消費者」になることが、自分が損をしない、騙されない為の必要不可欠な条件です。

 

 

なぜこのようなことを書いているかと申しますと、例えば、お子さんにふさわしい塾を探す場合、情報リテラシーがないと当然迷いますし、利用されます。ある塾の広告を見れば「ここがいいのかしら?」と思い、また別の塾の広告を見れば「やっぱりここもよさそう」と思う。選ぶ基準が明確でないと、そうやって延々と迷い続け、あちこちをさ迷い歩きながら、時を無駄に過ごすことになります。

 

 

そうならないために、まずは自分(あるいはお子さん)が、「何を求めているのか」を明確にすることです。例えば、具体的に英語という教科で考えますと、確固たる英語の総合的実力ー本当の意味で、「読み、書き、話し、聴く」力をつけたいのか、とりあえず、大手塾に通わせてプライドを保ち、安心したいのか、等。目的が明確であればそれほど迷う必要も本来はないはずです。

 

 

 

例えば、英語の四技能である、「読む書く話す聴く」というバランスの取れた英語の絶対的実力をしっかりと習得したいなら、当英語塾のような、それ相当の実力や実績を持ったプロ講師にマンツーマンで習うのが最善であることは、揺るぎない事実です。

 

 

 

いやあ、そこまでこだわりはないし、なるべくお金はかけたくないし。とりあえず、ごまかしでもいいから試験で点が取れて、入試に受かればいい、というお考えでしたら、大手予備校に行かれるのもよいと思います。

 

 

ただし、費用対効果という面で考えれば、大手予備校や集団塾、あるいは、一般的な個別指導塾に通うことは、安物買いのなんとか、となる可能性は非常に高いでしょう。

 

 

しかしここで、こういう反論があるのはわかっています。「成績だとか学力というのは、大勢の、よく出来る仲間たちの中で切磋琢磨しながら伸びていくものだ」と。この言葉自体は一見、一つの真理を表しているように錯覚させるのに充分な力を持っています。しかし、必ずしも現実を映し出してはいないと私たちは感じています。

 

 

大勢の中で揉まれると、本当にお子さんは「切磋琢磨」してグングン伸びるのでしょうか?根拠は?そもそもそのよくできる「仲間」=集団が大手予備校の一部に存在するとしてして、そこに入れるのでしょうか?

 

 

もっと言えば、大手集団式の授業においては、お互いに口角泡を飛ばすが如く、活発な議論が行われ、自分の思考を最大限鍛錬される、つまり互いが互いを切磋琢磨するような授業がなされているのでしょうか?もちろん、そういったことが出来れば理想的ですが、理想は所詮理想です。実際には、基本的にみんな黙~って講師の説明を熱心にボーっと聞き、ひたすら板書を写しているだけ、ということが多かろうと思います。

 

 

このような受動的授業に、主体的積極的姿勢で臨み、自分の中でよく咀嚼消化し、有益なものに出来るのは、ごくわずかの優秀なお子さんだけであるということを、よく理解する必要があります。お子さんがその「優秀な子」であるという自信がある場合は、大手塾でもうまくやっていけるでしょう。

 

 

「集団の中で切磋琢磨する」という言葉は、あまり深くものを考えない人が、「そうであってほしいという漠然とした願望」に過ぎないものを、あたかも真理であるかのごとく、安易に、無自覚に使っているのではないでしょうか。

 

 

敢えて意味づけを与えて差し上げるとしたら、ライバルに負けないように頑張る、というくだらない競争意識を自分の勉強への動機づけとして利用した人(親)が、わが子にも同じ道を歩ませようとしているのではないかと想像しています。全く馬鹿げていますね。なぜなら、競争意識を勉強の動機づけとして利用することと、「切磋琢磨する」ということとは、本来全く次元の違うことです。本来、切磋琢磨とは、仲間やライバルの存在は当然の前提ではありません。むしろ、「自分自身が自らの世界において自らを磨き上げ、鍛錬していく」という意味であり、競争意識を糧にしてしか勉強への意欲がわかないような者が、自らを律して鍛錬など出来るはずがない。そのうち伸び悩みます。

 

 

そういった間違った考え方を大事なわが子に植え付けるのは、控えられた方がよいでしょう。

 

 

単なる願望でなく「現実を見据える、直視する」ことこそが、自分(やお子さん)が結局は得をする、幸福に近づく道です。真に賢い親になる努力がお子さんを賢い人へと導きます。

 

 

 

 

集団式では無理だとして、シリウス英語個別指導塾 by 東大式個別ゼミでは、切磋琢磨できるの?ライバルの姿も見えなくて、やる気が出るの?なーんて、おバカな質問をしてくる方がいそうですが、私たちは自信を持って「はい、できます」とお答えいたします。もちろん、本人が意欲的に臨めば、という条件付きです。ですから、当然、ライバルがいないと、競争がないとやる気が出ない、という方には難しいかもしれませんね。

 

 

 

当塾は、指導歴20年以上のプロ講師二人が、お子さん一人一人と真剣に向き合って、授業を行っている塾です。他の個別塾とも、集団塾とも全く違う、密度の濃い授業を展開していると自負しています。

 

 

塾と言えば、皆さん、わからないところをわかりやすく丁寧に説明してくれるところ、というイメージや要望をお持ちでしょう。わからなければ何度でも教えてくれるやさしい先生が理想でしょうか。(余談ですが、私たちの授業を受けて、「とても分かりやすかった」という感想を漏らしてくれた生徒がいましたが、そういう言葉は、私たちにとって全く誉め言葉ではないんですね。当塾の核心をつかめていません。逆に「こんなこと、今まで考えたこともなかった」と思わず漏らした子がいましたが、これは当塾の核心の一つを端的に捉えてくれていて、とても嬉しかったです。)

 

 

話を戻しますと、もちろん、私たちも、しっかりとした理論的説明はいたします。しかし、「分かりやすい授業」なんて当たり前のことではありませんか。講師の説明を聞いて「分かる」ことと、実際に自分の言葉でその理論を説明しなおし、根拠を持って問題を解いたり、英文を読めることとは、全く違うことなのです。私たちは生徒の皆さんにそこまで「出来る」ことを求めています。

 

 

 

つまり、生徒の皆さんが塾側講師側に、分かりやすい授業、分かりやすい説明を要求するのが一般的な形だとしたら、当英語塾では、生徒の皆さんに対して、誰が聞いても納得できる説明ができる論理力と言語能力、発話力を要求する塾なのです。私たちが生徒の皆さんに対して、ここまで昇ってこい!と要求する塾なのです。

 

 

当塾のプロ講師とのマンツーマン授業というのは、綺麗ごとではなく、本当にプロ講師が目の前にいる一人の生徒と真剣に言葉を交わしながら、対話的に質問と応答を繰り返しながら進めていく授業です。質問を投げかけるのは私たち、それに一つ一つ、自分の頭と言葉を使って答えていくのが、生徒の皆さん。まさに、1000本ノックを毎回毎回の授業で行っているのです。

 

 

集団式授業の説明をただ漠然とボーっと聞いたり、ただノートを取るだけのような、のんびりした授業とは全く違います。常に英文を読み、和訳英訳をし、なぜそうなるのかという質問に理路整然と答えることが要求され続けます。よって、単に説明を聞いて「分かる」だけの受動的次元から、もっと主体的積極的に自分の頭を動かし、「自分で考えて、自分で出来る」能動的次元にまで引き上げることが可能になります。

 

 

自分が生徒になったつもりで、プロ講師を目の前に、英文法の問題について、あるいは、ある英文の構造について、次から次へと質問を投げかけられ、答えなければならない状況を想像してみてください。いかにそれが集中力を要するものであるか、少しはお分かりいただけるかと思います。

 

 

こういう授業を真剣に積極的に受けるならば、どこの塾に通うよりも大きな実り(※)があることは間違いありません。もちろん、昨今喧しい「読む聴く話す書く」という四技能が出来るなどというのは、今更感が強すぎます。

 

 

 

※当然ですが、個々人の持つ潜在能力には差がありますので、それぞれが持っている潜在能力の範囲内で、最大限の効果を出して差し上げられるという意味でご理解ください。

 

 

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2018/02/09

慶應湘南中等部の英語入試対策(その2)

慶應湘南中等部の英語入試対策(その2)

 

 

日本育ちの小学生にとって、慶應義塾湘南藤沢中等部の英語入試(国語、算数、英語の三科目入試)はどのような難易度なのか、またどのような対策が求められるか、まとめてみましょう。

 

基本方針ーーー「読む」「語彙」重視から、「話す」「書く」重視へ        

 

・従来の大学受験や英検対策に追従しないこと。従来の日本の学習方法論は読解と語彙力を優先しているからです。慶應大学付属中学を志すならば、発信<話す、書く>重視でいきましょう。

 

 

「読む」力

・英検準一級の長文問題をしっかりと読めなくてもOKだろうが、英検2級の長文読解問題はしっかりと抑えられるようにしておく。

 

英検準一級や一流大学を受験する高校生ならば、「読む」力をつけるために、英語ネイティヴの大人向きの新聞や雑誌(New York Times,  National Geographic, Scientific Americanなど)の抜粋を読むのは有意義です。しかし、慶應義塾の付属中学を目指す小学生がそういった大人向きの英文を無理して読む必要はないでしょう。せいぜい Britannica(英米の義務教育終了レベルの英文だと言われています) が読めれば十分です。英検2級から準1級程度が想定されている訳ですが、「読む」力は英検2級プラスα程度でよろしいと解釈すべきでしょう。(ただし、英検2級の読解問題を正確に理解して高得点を取るのは、普通の中高生にとってはかなりハードルが高い課題です)。

 

 

「話す力」と「書く力」

 

・「話す」力は入試では問われないが、訓練する必要あり。

 

・「書く」力は英検準一級程度を目安にしよう。

 

 

「話す」力は、直接的には入学試験で問わないでしょう。もし「話す」力の試験が実施されれば、日本育ちの受験生は海外帰国組に到底太刀打ちできなくなるからです。そんな無意味な試験を慶應義塾がするはずはありません。断言しておきます。

 

しかし、「話す」ことが出来ないのは論外です。ネイティヴのように流暢に話せる必要はありませんが、理路整然とした英語を話せるのは当然といたします。

 

一つの理由として、子供の場合はとくにそうなのですが、「話す」力は「書く」ための前提だからです。話し言葉と書き言葉は、確かに多少は異なります。書き言葉では、用いられる語彙や表現が決まっていますし、文章を構成する規則や技術も学ぶ必要があります。しかし、どちらも英語を発信する能力という点で共通しています。まずは話すように書くことを学ぶのです。ですから全然話せない人は、全く書けない人なのです。英語を「書く」ためには、英語を「話す」機会を積極的に設けて練習する必要があるというわけです。

 

 「書く」力は、間違いなく英検準一級程度の力が求められます。つまり、与えられた問に対して、自分の考えや体験を150字程度の自由英作文を「書く」能力が求められるでしょう。一つひとつの英文を正しく書くばかりでなく、理路整然としたまとまりのある文章を書けるようにしましょう。ただし、あまり大人びた問題は問われることはないでしょう。

 

 

 対策

 

◎小学校低学年で英語に慣れ、小学校4・5年生から本格始動する

 

・小学校低学年くらいから英語を気軽に始めましょう。公文式教室などに通うのも悪くありません。日本に在住しているのですから、敢えて英語漬けにする必要はありません。

 

・算数や国語、読書、自然体験などをしっかりと欠かさないでください。バイリンガルの人は数学が弱いというデータすらありますが、算数と日本語では帰国生に負けないお子さんに育てておくことが最も大事な土台です。

 

晩熟型だとか幼いタイプのお子さんで、英文法を駆使して言語を操るのがちょっと厳しそうな場合には、早期英語学習を強行するのは止めましょう。国語力がないタイプのお子さんも同様です。無理に頑張っても効果は薄いです。

 

 

◎四技能をバランスよく伸ばし、発信力(話す、書く)の育成を心がける。

 

 ・四技能(読む、話す、書く、聴く)をバランスよく伸ばしましょう。

 

・中学校の教科書を完全にマスターしていれば、発信力の土台はできあがりです。

  

中学英語といえば、一見簡単そうで、英検3級レベルじゃないかと考えてしまう人さえいます。しかし、中学英語は思った以上に奥が深いです。もし中学校の教科書程度の文章ならば、自由自在に書いたり話したり書いたりできるというのであれば、大学受験や英検準一級の英作文・面接にでも、かなりの程度対応できてしまいます。ちょっと信じられないかもしれないので、具体例を出します。

 

 

『英会話・ぜったい・音読(標準編)』(2000年)所収の中学校3年生用の検定英語教科書(Everyday English 3)では、Let’s Have a Debateという章があって、テーマが「動物園是非論」です。debate-zoo

 

 

 

この討論のテーマが、慶應大経済学部2013年の自由英作文の課題とぴったり同じものだったのです。動物園賛成論と反対論の文章を読み、次のテーマに答えるのです。中学校の検定教科書と慶應義塾大学の看板学部が同じテーマなのだから、面白いですね。

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Should zoos in Japan be abolished? Why, or why not?

 

(日本の動物園は廃止されるべきか否か。また、どうしてそう思うのか)

 

 

 

もちろん慶應大学経済学部の入試問題のほうが総合的には難しい箇所もあります。しかし、受験生が書くひとつ一つの英文について言えば、中学三年生の教科書程度の英文(+α)を書ければ合格点がとれるのです。

 

 

◎和文英訳的な英作文・英会話を早く脱出する。

 

高校生・大学生・社会人が英検準一級に合格する場合、頭の中で和文を英語に訳して英語を発信(書く、話す)している人が多いでしょう。しかし、小学生が英語の発信練習をする場合、なるべく早く和文英訳的方法論を脱出し、自分の考えや言いたいことを、日本語の媒介なしに直接英語にする訓練ーー英語脳の構築ーーを心がけたいものです。

 

・英作文も、最初から英語で書こう。

 

 

◎オーラル演習・Skype英会話・多読教材を活用する。

 

・オーラル演習中心で鍛えるべきでしょう。しかし、算数や国語の学習時間とのバランスを常に考える必要があります。

 

・ある程度基本例文を覚えたら、リーズナブルな価格のSkype英会話を併用して、積極的に英語で話す機会を設けましょう。

 

・Graded Booksや英米の子ども向き物語(当塾では、Louis SacharのMarvin Redpost君のシリーズナルニア国のシリーズエルマーの冒険三部作ダールの易しめの作品などを推薦しています。なお、エルマー君やマーヴィン君は小学校三年生の設定ですが、このくらいの年齢向けの本が読みやすいのです。主人公が中学一年生のハリー・ポッター君(『ハリーポッター第一巻』は読めなくても結構です)の多読もどんどんやりましょう。ただし、これも算数・国語とのバランスが大事です。数学音痴の私大文系卒の英語の先生の指導には安易に追従しないこと、くれぐれも英語の勉強のやり過ぎにはご注意ください。

 

 

 

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2018/02/04

慶應藤沢(SFC)中等部で始まる英語入試を考える(その1)

慶應義塾湘南藤沢中等部が遂に英語を入試科目に採用! 

 

すでに巷の話題になっていると思いますが、慶應湘南藤沢中等部 (←クリック)は、2019年度から一般受験生も英語で入学試験を受験できるようになるとアナウンスしています。 

 

 

従来の試験制度では、帰国生のみが英語受験を選択できました。(この時、英語試験は英語による「作文」とされています)。 ところが、2019年からは、一般入試生か帰国生かに係わらず、(1)国語・社会・理科・算数の4科目受験か、(2)国語・英語・算数の3科目受験か、本人が選択できるようになったのです。つまり、一般受験生であっても、理科と社会の代わりに英語を選んで、中学受験に挑戦できるようになるわけです。 

 

私立中学受験で英語受験できるのは、今まではあまり有名ではない中学校ばかりでしたから、たいした話題にもなりませんでした。しかし、来年度の2019年からは、慶應義塾大学の付属中学が英語受験に参加するわけですから、ちょっとした大事件だといえそうです。 

 

 では、どの程度の英語力が慶應義塾では求められているのでしょうか。案の定、他の私立中学よりもかなりレベルが高いようです。2016年9月段階の慶應湘南藤沢の案内 (←クリック)によれば「英検2級~準1級程度」となっています。英語力で英検準一級程度といえば、日本育ちの小学生としては、ほとんど不可能と言って良い位の超高水準ではありませんか。

 

しかし、もう少し注意して調べてみますと、慶應義塾湘南藤沢中等はそれとは異なったメッセージも発していることが分かります。2018年までの英語参考テストについてですが、慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部のウェブサイトのQ & A(←クリック)が興味深いのです。中等部入試における<英語参考テスト>とはどのようなものですか」という問いに、 「中等部入試において、英語に自信があり受験を希望する者を対象にしています。一般枠・ 帰国生枠いずれも受験可能ですが、同一問題です。レベルは英検2級程度で、 リスニングテストも含まれています」と解答しています。

 

英検準1級程度は、一般受験の小学校六年生には厳しすぎます。けれども、英検2級程度となると、日本育ちの小学生にも可能性が開かれているなという気がしてきます。 慶應が求めている英語力は、英検2級程度なのか、英検準1級程度なのか、それが大問題です。

 

あくまでも推測でしかありませんが、慶應側が求めている英語力をある程度予想することならば出来るでしょう。おそらくは、読解力(リーディング)と語彙力について言えば、英検準1級程度は小学生には難しすぎるという判断が慶應側にあるはずです。英検準一級で出題される英文は、『ナショナル・ジオグラフィック』とかWikipediaに出てくるような文章なのですが、小学生に積極的に読ませたい文章ばかりではありません。たいていのお子さんには、精神年齢がやや高すぎるのですね。 ですから、読解力と語彙力については、英検2級レベルを「本当に習得していれば」、十分余裕があるのではないでしょうか。

 

ただし誤解してもらっては困りますので、付け加えます。英検2級に合格と英検2級レベルの読解力があるというのは、全く別物です。というのは、英検2級合格者の多くは、英文の意味を正確には理解できなかったが、記号選択問題には正答できたというタイプだからです。英検2級の読解問題は高校生にとっても難解な英文なのです。したがって、英検2級レベルを「本当に習得」しているとしたら、小学生としてはかなり例外的に優秀だとみてください。

 

他方、書く(ライティング)については、英検2級程度では慶應側は少々物足りないはずです。というのは、我が国の英語教育事情を反映しているからなのでしょうが、英検の書く力の試験について言えば、ちょっと程度が低いからです。前述したように、慶應義塾湘南藤沢の従来の帰国生入試では、英語による本格的作文が求められていましたが、英検2級の英作文課題より遙かにレベルが高かったようにみえます。2019年度から慶應側が求める英作文力が英検2級レベルへと著しくダウンしてしまうとは考えにくいではありませんか。 

 

したがって慶應側は、英検準1級程度の「まとまった文章」を書く力が欲しいなと考えているはずです。 ただし念のために付け加えれば、大人に求められる題材、たとえば、「同性結婚制度の是認についての見解を呼べよ」とか、「我が国の憲法を改正して大統領制の導入すべきか」といった課題を英語で論じられるようにすべきだという意味ではなく、あくまでも、子どもに相応しい題材について、「まとまった文章」を書く力を慶應は求めるはずです。 (このテーマについては、次回もう少し詳しく書きます)。

 

以上の推測をまとめましょう。慶應の附属中学の入試で求めらるだろう英語力というのは、読解力は英検2級程度が求められるだろうが、書く力は英検準一級に近い程度まで求められてるだろう。つまり、英検2級合格力に加えて書く力を養成すれば、慶應義塾の中学入試に合格する可能性も出てくるのではないか。

 

そして、<英検2級合格力+英検準一級程度の書く力>は、日本生まれ・日本育ちの小学校6年生にとっては非常に難しい課題ではありますが、全く不可能な課題ではないでしょう。週刊STの愛読者レベルに到達していない小学生であっても、なんとか挑戦できるレベルのではないでしょうか。

 

とはいえ、従来の英検2級対策あるいは準1級対策は全く通用しません。理由は簡単です。従来の日本の英検対策や英語学習法は、(1)小学生を念頭にいれていない、というだけでなく、(2)書く力(と話す力)を軽視した方法論に則っているからです。このことを踏まえ、次回は具体的な学習法について考察を加えてみましょう。

 

 

 

 

 

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2018/01/13

英語学習と論理力形成について

昨年末のブログで「英語力を養成するためには論理力が必要だ」ということを書きました。では、その「論理(的に考える)力」とは一体どうやって養ったらよいのか、あるいは、養われているのか、について率直に答えを書いておきたいと思います。

 

 

端的に言ってしまえば、論理力を身に着けるために一番手っ取り早いのが

数学を勉強する、ということです。

 

 

 

既に何度も述べてきていることですが、英語のネイティブスピーカーではない者が高い英語力を習得するためにまず必要な力は、なんといっても「文法力」です。文法とは言語表現におけるルール=公式です。ですから、まずはそのルール=公式をよく理解して、その公式に則って単語を当てはめたり変形させて運用していくという作業が必要になります。

 

 

これが、特に基本レベルの数学の勉強をする際に使う思考回路と似ています。

 

数学の基本レベルでは、様々な公式を理解して覚えたら、それに則って数字を当てはめて計算をしたり、問題を解いていきます。扱う記号が違うだけで英語も同じ道筋をたどって、同じ思考回路を使っています。

 

もちろん、基本レベルですから、数学が苦手な人でも公式を覚えてそれに数字を当てはめればなんとか答えは導けます。しかし大事なのは、その過程であるということも強調しておきたい。つまり、その公式をしっかりと理解して主体的積極的に運用しようとしている人とにかく公式を丸暗記してただひたすら数字を当てはめているだけの人がいるということ。前者が数学が得意な人で、後者が苦手な人。こういった、基本レベルでの勉強への姿勢が、思考を柔軟に鍛える度合いに大きく影響するのだな、と生徒の皆さんから学ばせてもらったことです。

 

 

数学が得意な人にとっての「公式」と、数学が苦手でいやいや勉強している人の「公式」は、違った姿をしているのではないか、違う見え方をしているのではないでしょうか。数学が得意な子にとっての「公式」は自由自在に応用が利く有機体、苦手な子にとっての「公式」はただその形としてとどまっている無機質な個体。

 

 

以上の構造が全く英語にも共通する構造で、同じ英語の「文法」=「公式」でも見え方、感じ方が人によってそれぞれ違っているのだろうと感じます。

 

 

その公式を使って、いろんな形が作れて、いろんな場所へ行ける=いろんな表現ができるんだ!とワクワクしながら英語と接している人と、とにかく一生懸命真面目~にその公式を覚えて、ひたすら単語を当てはめて、と眉間に皺寄せて必死になっている人がいます。

 

 

数学が好きだったり得意な人にとっては、英文法の考え方、問題の解き方は、無意識に、あるいは容易に、数学を勉強する感覚とつながっていくのでしょう。だから特に当塾のように、英文法の理論を「論理的に」教えてあげると、「なんだ丸暗記しなくても考えたらわかるんだ」ということに気づいて、気楽になるし、楽しくなるんですね。

 

 

ですから、「数学が得意な人は英文法が得意になる」割合が高いのです。

 

数学力と英語の文法力の間には相関関係があると言ってよいと思います。

 

ですから、高い英語力を身につけたかったら、数学を主体的に勉強することが、まずは前提条件です。バリバリの理系ほど出来る必要はありません。が、数学は嫌いじゃない、苦手ではない、程度の力がなければ、なかなか英語の勉強にも苦労することが予測されます。

 

 

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