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塾ブログ 林間教育通信

2016/06/20

中高一貫校上位男子校諸君、勉強は競争ではない!

せっかく御三家または御三家クラスの上位校に入学できたのに、中学に入ってしばらくすると、なんとなく(本当は何となくではないかもしれないのですが)やる気を失ってしまい、そのまま成績も下降線をたどる、というお子さんは少なからずいらっしゃると思います。

 

彼らは中学受験勉強の数年間で、勉強やテストというゲームで人に勝つ心地よさを覚えました。たとえ本当の一番ではないとしても常にトップグループに所属しているという快感はさぞかし気持ちの良いものだろうと想像します。しかしそれは、思いがけないビョーキの原因ともなり得ますので、本当は非常に注意が必要です。どういったビョーキになるかといいますと、「人との競争がなければなかなかやる気が出ない」→「勝てないとわかった時点で完全にやる気を失ってしまう」というビョーキです。

 

上位中高一貫校に合格なさったお子さんたち、つまり、中学受験時代、塾や公開模試のテストで常に勝ちグループだったお子さんたちには、中学入学後、今までよりも熾烈な新たな競争が始まります。当然、勝ち組ばかりのなかでの新たな負け組が出現します。勝つことしか経験しなかったお子さんが、「負ける」というショッキングな出来事を経験するわけです。分かりやすく言えば、今まで「すごくできる子」グループだったのに、突然「できない子」グループに入ってしまうわけです。

 

今まで勝ち続けてきたお子さんにとって、負けグループに入ってしまうというのは、非常に屈辱的なことかもしれません。それをきっかけに一気に、あるいは徐々にやる気を失っていくケースがよくあるようです。

 

もちろん、それを真正面から「屈辱」と受け止められれば事態はすぐに好転する可能性も大いにあるわけで、むしろ歓迎すべき反応です。「屈辱」を素直に認められるということは、そこから必ず脱するぞ!という次のステップにつながり得るからです。

 

深刻なのは「屈辱」と受け止めることすらできない、いえ、敢えてそうしないー「屈辱」と認めれば余計に自分が惨めになり、傷つくからーこういう場合です。傷口を敢えて見ないようにして、そんなのないふりをして、平気な顔をしてそのまま流されていく、そういう状態が一番危険です。

 

保護者の方々、教えてあげてください。勉強というのは、競争のためにするものではありません。もちろん、受験というのはある意味で競争だという言い方もできるでしょう。また、ある程度ライバルとの競争意識というのは勉強の動機づけとして利用できるものでもあるでしょう。しかし、それはメインにおくべきことではありません。あくまで副次的な要素でしかありません。

 

 

若干話が変わりますが、本当のトップ層が勉強へと突き動かされる原動力は、おそらく「知的好奇心」からなのではないでしょうか。本人たちが意識しているかどうかは別として、知的好奇心が育まれたお子さんはどうしても自然にその視点でものを見てしまうのです。

 

知的好奇心とは「なんでそうなるの?」「こうしたらどうなるの?」といちいち疑問を持つこと。そして、「へえそうなんだ、おもしろ~い」と、いちいち新しい発見に感動できるセンスです。そういったセンスのあるお子さんにとって「勉強すること」=「新しいことを発見すること」ですから、楽しくて仕方がない遊びの延長です。だからいくら勉強しても疲れません。上位校でも常に上位でいられるお子さんたちの多くは、そういうタイプが多いのではないでしょうか。そういう人達に、ただ「勝ちたい」という一心で上っ面のがり勉ばかりしても、恐らくなかなか勝ち目はないでしょう。

 

 

だから、勝ち負けという意識はもう捨てるべきです。人との競争、比較はもう不要です。「勉強する」ことの目的は人との競争に勝つことにあるのではありません。自分を今より豊かにするところにあるのです。どうぞ、新しいことを知ることを楽しむというところに意義を覚えてください。どうしてもそういう境地になれないタイプの人は、ただひたすらやるべき課題をこなしていく、自分を高めていく、そのことに意識を集中させてください。それが出来たとき、きっと道は開けます。

 

 

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