早慶の理工に憧れる人は昔から多い。しかし、早慶の理工はハードルが高い。早稲田も慶應も理工学部は上位学部であり、東大の滑り止めなのだ!東大受験生も落ちるかもしれない。(阪大や東北大受験生はまず受からない)。だから、勘違いしないでほしい。東大や東工大を本当に狙えるレベルの受験生でないと、早慶の理工学部に挑戦する資格はない!そのくらい難しいのだ。
早慶の理系学部に、入学しやすい学部があれば良いのだが、事実上存在しない。(埼玉県にある早稲田のスポーツ科学部や人間科学部は理系学部と言えないことはないが、神奈川県の当塾にとってはややロケーションが遠すぎる)。
そこで提案したい。早慶はちょっと厳しいという理系志望の受験生は、上智大学の理工学部を目指してみてはどうか。東大レベルなど絶対無理という受験生でも、上智なら十分狙うことができる。
あまり知られていないが、上智大学の理工学部は理科1科目で受験可能なのだ。国立や早慶を目指す場合は物理と化学の両方を選択しなければならないが、上智であればどちらか1科目好きな方を選択すれば良いのである。これは受験生にとってかなり有り難いことだ。
上智大学理工学部第一志望生の場合は、滑りどめの大学はGMARCHとなるわけだが、いずれも理科1科目受験が可能だ。
上智大学ー明治大学ー中央大学・青山学院大学
といった志望ラインを組めば良い。イチローのような野球選手や浅田真央みたいなスケーターになりたい、といったような無茶な夢を掲げないで、実現可能な夢を目指そう!
注釈1) 東京理科大学に言及しないので不思議に思った方もいるかもしれません。東京理科大は、上智大学と並ぶ理系の名門校なのですが、神奈川県の当塾からすると、葛飾や野田にキャンパスがある場合が多く、ちょっと通いにくいなあということで、ここでは挙げませんでした。
注釈2) このなかには立教大と学習院大学が入っていません。というのは、この二つの大学は実は理学部しかないからです。もし理学部志望であれば、当然、上智ー立教ー学習院と受ければ良い。
注釈3) 青山学院大学の理工学部は、英語が得意な受験生向けコースと英語苦手の受験生コースが用意されています。ちょっと注目だね。