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塾ブログ 林間教育通信

2016/06/01

大学受験の英語、国公立と 私立でどこが違う?

みなさん、ご存知でしょうか、国公立大学受験と私立大学受験とでは,英語の入試問題の傾向が、相当に異なっているということを。ですから高校二年生ともなれば、自分が国公立大学受験を第一志望とするのか私立大学受験を第一志望とするのかに応じて、勉強の方法を変えていく必要があります。

 

今回のブログでは、国公立大学受験と私立大学受験とでは、大学入試問題がどのように異なるのか、その概要を説明していきましょう。(私立大学の一般入試についての説明です。センター試験受験やTEAP受験については、今回は言及していません)。

 

まずは、求められている英語の技能が異なります。

 

国公立大学では、①読解、②英作文(英語ライティング)、③リスニング が求められます。一方、ほとんどの私立大学では、①英文読解中心です。②英作文は僅かしか求めらませんし、③リスニングはほぼ不要です。

 

ただし、早稲田大学と慶應大学の上位文系学部と慶應の医学部は、本格的な英作文力が求められています。つまり、早稲田大学(政経学部、法学部)慶應大学(経済学部)・医学部) を志望するならば、英作文の勉強はしておく必要があります。(ただし慶応大学法学部は、英作文の問題は出ません)。

 

言い換えれば、早慶の理系学部や文系下位学部(社会科学部、商学部、教育学部)、あるいは上智大学などを志望するのであれば、英語を書く=英作文、ライティングの練習は必要ないということです。

 

なお、私立大学では、英語を重視する特殊な大学・学部・学科(早稲田大学国際教養学部、国際基督教大学、青山学院大学英文科など)を除けば、リスニング試験を課すところは殆どありません。

 

次に述べておきたいのは、入試問題の読解問題の質もかなり異なるということです。少々乱暴ですが、次の様にまとめることができます。

 

国公立大学の英語長文は、①比較的読みやすい長文であるが、②要約や和訳などの記述問題が多くなっています。これに対し私立大学では、①非常に難易度の高い英文を出す大学が多いですが、②ほとんどが記号選択式の問題です

 

もちろんのことですが、国公立大学なのにかなり難しい英文を読ませたり、私立大学なのに比較的易しい英文だったりとか、国公立大学間あるいは私立大学間にも、ある程度の大学間の差が存在します。また、英文和訳の比重が多い国立大学もあれば、和訳問題はそれ程多くない大学もありますので、記述問題にはバリエーションがあります。しかし、いずれにせよ、国公立大学が記述問題中心で、私立大学が記号選択問題中心であるという傾向は、かなり一般的です。

 

まとめましょう。国公立大学と私立大学の英語入試問題からどのようなことが言えるのか。国公立大学の入試には、三技能(読む、書く、聴く)の比較的バランスのとれた英語力が求めらます。英語は基礎訓練を大事にし、リスニングやライティングを怠らないことです。早慶の文系上位学部や、英語重視大学・学科を目指す受験生も同様です。早慶の理系(理工学部)や文系下位学部(商学部、教育学部など)+慶應大学法学部を目指すならば、英文読解や英単語力に特化した英語力が求められています。

 

当塾としては、国公立大学の英語問題のほうが好ましいとは思います。大学入学後あるいは卒業後には、英語のリスニングやライティングあるいは、スピーキングの能力が求められることになるからです。また、一部私立大学の超難解な英語問題は、英語教育上好ましくないし、また特殊なクイズ能力(四択のさいころ名人になる!)を苦労して磨き上げる必要はないと信じるからです。しかしそうは言っても、まずは大学に合格することが一番大事です。切羽詰まった私大受験生のためには、一番能率の良い方法で入試を突破できるように、当塾としても協力を惜しみません。やる気のある受験生は大歓迎です。

 

 

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