第二段階 和文英訳段階(A)入門編 (B)発展編(京大対策)
いわゆる和文英訳の本格的な勉強は、ここから始まります。本屋さんで見かける英作文の参考書のほとんどは、この段階からスタートしているのです。とはいえ、第一段階(基本例文暗唱)の課題はクリアーしている必要があります。(シリウス英語個別指導塾で基本を学んだ生徒さんは、皆さん例文暗唱をできるようになっています。しかし現状としては、非常に多くの中高生がこの段階の練習を十分にしておらず、英文をほとんど全く書けない、話せないようです)。
和文英訳と大学入試ーー難解な和文英訳問題は京大・阪大のみ
まず昨今の入試事情から説明します。昔は英作文といえば和文英訳問題でしたが、最近では「難解な和文英訳問題」はあまり出題されなくなりました。つまり、今日英作文(ライティング)と言えば、ほとんど自由英作文を指しています。
もちろん例外はあります。京都大学・大阪大学などの国立大学は、今でも難解な表現(例えば、「何度も立ち上がった体験」)を英訳する問題を出します。また、京都大学ほど難解な問題は出しませんが、東京大学と慶應大学医学部でも和文英訳の問題を出題します。逆に言えば、首都圏のほとんどの大学では、難しい和文英訳問題は出題しません。というわけで、首都圏の大半の受験生にとって、和文英訳の訓練は以前ほど重要ではなくなりました。和文英訳は自由英作文を練習するための一つのステップ程度と考えれば良いのです。
和文英訳の参考書
(A)和文英訳・入門レベル
前に説明しましたが京大受験生以外は、こちらのコースだけで良い。今や国公立大学の英作文の主流は和文英訳ではなく、自由英作文だからです。和文英訳に深入りする時間はありません。
最近、当塾イチオシの英作文の参考書が出版されました。富岡龍明『基礎からの英作文実践講義』(研究社、2021年)です。受験生は、まずはPart IとPart II (1-101頁)に取り組むことを薦めます。この本が類書の中でも際立っているのは、英作文学習者に対する配慮が行き届いている点です。英作文学習は従来たいへん辛くて厳しく、大半が挫折したものでした。だからこそ、それをなんとかしようと、長年の指導の結果として富岡先生が出版した本だろうと思われます。長所をまとめると、
(1)学習者が挫折しにくい配慮がある。
(2)「なるほど」と納得してから例文を覚える仕組みになっている。
(3)例文の復習がしやすい
(4)分厚くない(←とても重要です)
富岡『基礎からの~』を終えてさらに和文英訳を勉強したいという人には、次のような問題集・参考書がある。この中では大矢(2009)が一番学習しやすい。だから、富岡(2021)よりも先に大矢(2009)をやっても良いだろう。宇佐美(2010)のは薄くて安い日栄社の本だが、薄さの割にはボリュームがある。富岡(2000)は大変な良書であるが、レベルもそれなりに高いので、少々覚悟しておいてください。Z会の『必修編』は分厚いので、自信のある人が取り組むと良いだろう。
大矢復『大学入試 英作文ハイパートレーニング 和文英訳編』(2009)
または『英作文講義の実況中継』(2014)
宇佐美修『新・英作文ノート』(2010)
富岡龍明『改訂版 大学入試英作文実践講義』(2000)
Z会『必修編 英作文のトレーニング』(2017)
綿貫&ピーターセン『表現のための実践ロイヤル英文法』(2006)の別冊「暗記用例文300」
(B)和文英訳・発展レベル
京大を目指す人は、是非とも難解な和文を英訳する訓練を積むと良い。次の二冊のうちのどちらかをこなしてみよう。ただし、慌てて取り組む必要はない。ある程度以上の実力を養成してからで良い。
竹岡広信『決定版 竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』(2009)
Z会『実戦編 英作文のトレーニング』(2017)
(第二段階 和文英訳発展レベルの記事はさらに次回に続きます)。
和文英訳問題の難易度の参考資料
シンプルな和文英訳問題の例 (2022年東京工業大学)
「この段階で行われていた数学の問題については特に困難なこともおもしろいこともない」
やや難しい和文英訳問題の例 (2018年東京大学)
「それは恐らく、自分が日常生活においてすべきだと思い込んでいることをやってそれでよしとしているようでは、人生はいつのまにか終わってしまうという意味であろう」
かなり難解な和文英訳問題の例 (2021年京都大学)
「言うまでもなく、転ばぬ先の杖は大切である。しかし、たまには結果をあれこれ心配する前に一歩踏み出す勇気が必要だ。痛い目を見るかもしれないが、失敗を重ねる ことで人としての円熟味が増すこともあるだろう。あきらめずに何度も立ち上がった 体験が、とんでもない困難に直面した時にそれを乗り越える大きな武器となるにちがいない」。
解説
東大や東工大では英訳しにくい表現がほとんどありません。他方、京大の問題は問題文が長いだけでなく、「転ばぬ先の杖」「結果をあれこれ心配する」「一歩踏み出す勇気」「痛い目」「円熟味」「立ち上がった」等の純日本語的な表現を英訳しなくてはなりません。京大の和文英訳が難しいとされる所以です。
大学入試等の自由英作文はどのように採点されるのでしょうか。ちょっと昔から議論されてきたのは、減点方式か加点方式かというものでした。
減点方式とは、文法や表現等に致命的ミスがあると、それを減点していく採点方法です。例えば、”discuss about the problem”と書くと、aboutが不要なのでマイナス1点とします。この採点方式が採用されていると論じる人たちは、受験生(高校生)には説得力のある英文などどうせ書けっこないのだから、加点方式は不可能であると判断し、出来るだけ文法ミスを少なくするようにとアドバイスします。
他方、加点方式であれば、多彩な表現を適切に用いているか、内容は整合性があっているか、論理的な文章展開かなどの項目について、得点を与える方式となるでしょう。
以前ネットで英語塾のウェブ・サイト等を検索してみたときは、減点方式を支持する人が多いという印象を受けました。しかし、和文英訳問題ならばいざ知らず、自由英作文の問題で減点方式だけが採用されるのは、ほとんどあり得ないと当塾は考えます。減点方式だけで自由英作文を採点してしまうならば、そもそも自由英作文を出題する意義ーー複数の英文を適切に並べていく能力を測定する試験の意義ーーが失われてしまうからです。
実際に高校生に自由英作文を指導しているとよく判るのですが、受験生が直面している問題は、説得力の有る素晴らしい文章を書けないといった高尚なことではなく、凡庸で当たり障りのないシンプルに分かりやすい英文を書けないことなのです。つまり、彼らの書く英文は、多くの場合、文と文のつながりが不明だったり、話が突然に飛躍したりしています。あるいは、設問を無視したり、非常に低レベルの根拠を提示したりします。言い換えれば、文法ミスはないかもしれないが、致命的欠陥のある文章を書いてしまいがちなのです。しかし、そういう欠陥英文を減点法では適切に対処できません。自由英作文という問題の意義は、細かい文法規則をどれだけ守るかではなく、文章全体として意味のある英文を書けるかどうかを測ることに有るのですから。
さてここで致命的欠陥のある英文とはどんなものなのか、説明しておく必要があるでしょう。(英作文の参考書には、稚拙な英文例が載っていることはほとんどありません。しかし、大半の受験生は稚拙な英文を書いているはずです)。箇条書きで書いてみると、次のような英文です。
を指しています。もう少し具体的に見ていきましょう。
「無内容な議論」とは?ーー「Aを好きだから、Aが良い」は駄目です。
次のような問題を想定してみましょう。
問 ” The seashore or the mountain? Where do you want to spend your summer vacation? Choose between the two and give a reason.” (夏休みは海で過ごしたいですか、それとも山で過ごしたいですか。2つのうちの一つを選び、その理由を一つ述べなさい)。
答 ” I like to go to the mountains because I like the mountains. Moreover, I do not like the seashore.” (山が好きなので山に行きたいです。それに海は好きではないからです)。
どうでしょうか?「Aが好きだからAをしたい」というのは、あまりに無内容な論理展開ではないでしょうか。しかし減点オンリーの採点方式では、うまく対処できません。これは困りますね。
ここでは、なぜ山に行きたいのかを具体的に述べておく必要があったのです。たとえば、” I like to go to the mountains because I feel happy when I am walking or climbing in the mountains”(私は山に行きたいです。というのは、山を歩いたり登ったりするのは楽しいからです)といった具合に書かなければならなかったのです。「山が好きだから」を根拠にするのではなく、山が好きな理由を具体的に提示しなくてはならないのです。
「好きだから、好き」のような無内容な英文は、ちょっとあり得ないように見えるかもしれません。しかし英語で文を書こうとすると、日本人の多くは頭がとても悪くなり、こういう英文を平気で書いてしまいます。だからこそ、凡庸だがまともな英文を書ける受験生を評価できるような採点方式が求められているはずなのです。
もう一度、2つの答案を比べてみてください。
問「あなたは夏休みに山に行きたいですか、それとも海に行きたいですか、理由を一つ挙げて説明してください」
答1「私は山が好きなので、山に行きたいです」
I like to go to the mountains because I like the mountains.
答2「私は山歩きは楽しいので、山に行きたいです」
I like to go to the mountains because I feel happy when I am walking or climbing in the mountains
答1と答2に同じ点数をあげられるでしょうか。仮に文法や表現上のミスを減点する減点式だとすれば、上記2つの英文にさほど差はつかないでしょう。しかし、それでは「自由英作文」を試験に出す意味がありません。答1のようなクダラナイ英文には、むしろ0点くらいが相応しいのです。減点オンリー方式の採点法がありえないと考える理由がここにあります。
「文と文が適切につながっていない英文」とはーーー[結論⇨理由]が出来ない。
文と文とが分かりやすく繋がっている英文を書けない生徒は、非常に多いですね。あまり話題になることは少ないですが、自由英作文の指導者を密かに悩ませている大問題になっているはずです。
例えば、英作文である事柄について自分の意見を書くよう求められたとき、最初に結論(主張)を書き、その後にbecause(・・・だから)と理由を述べる文を続けるのが定型ですが、何故か理由を書くのではなく、別の話題を唐突に持ち出してしまうことが多いのです。あるいは、for example (例えば) と書いてあるので、具体例が来るのかなと思って読み進めると、全然別の話題が出てきて、読み手(採点者、指導者)を困惑させたり、いらいらさせたりするのです。しかしほとんどの学習者は、それがどうしてヒドイ文章なのか、なかなか理解できません。次の例を見てください。
問「なぜ太陽光調理器(太陽光を銀紙で反射させ、その力で水を沸かせる装置)は便利な道具なのか、その理由を説明しなさい」” Give some reasons why solar cookers are very convenient and helpful? “
答「太陽光調理器はとても大事です。なぜならば途上国では沢山の子供が不衛生な水で死んでしまうからです」” Solar cookers are great because a lot of babies and children in developing countries die from drinking dirty water”
日本人受験生が書きそうな典型的な駄目英文です。唐突に子供の死の話題が出てきましたが、これが駄目なのです。太陽光調理器の優れていることと子供の死との間に、いったいどのような関係があるのか、全く意味不明です。採点者としては、解答者は文と文との繋がりの重要性を理解できていないと判断し、低い点数をつけることになるでしょう。また、こういう駄目英文で満点が取れるようであれば、わざわざ自由英作文を学ぶ意義などありません。
ではどう書けば良かったのか、念のために簡単に説明しておきますと、「太陽調理器は大事だ。なぜならば」の後に、「太陽光調理器を使えば、途上国の子供の死を減らすことができるからだ」” because solar cookers can save many children’s lives in developing countries” とか「太陽光調理器を使えば、燃料費不要で水を煮沸することによって、安全な水を大量に供給できるようになるからだ」” because solar cookers can supply a lot of drinkable water without using any fuels” などとします。そしてその上で、背景説明(途上国で不衛生な水のために乳幼児の死亡率が高いなど)を「後から」付け加えていくと良いのでしょう。(最初に背景説明を書いたら、零点です)
最後に
自由英作文を書くときに、文法や語法のミスを減らすのも確かに大事なことです。しかし、それ以上に求められているのは、「Aが好きだからAが好きだ」のような無内容な論述を脱し、一つひとつの英文を適切に並べていく力、全体として何を言おうとしているのかよく理解できる英文を書く力なのです。自由英作文の採点方法も、当然のことながら加点方式を重視しているはずだと繰り返し強調しておきます。
英作文の学習の仕方が分かりにくいとか、やろうとしても難しすぎて挫折しやすいという人は、かなり多いはずです。そこでシリウス英語個別指導塾での長年の指導経験から、英作文力あるいは英語ライティングの力を養成し、大学入試や英検準1級・TEAP(=上智大学・立教大学などに対応できる4技能の能力を測る英語試験)などに対応する学習ルート、それも出来るだけストレスが少なく継続しやすい学習ルートを、三つの段階に則して具体的に示してみましょう。
あらかじめ、英作文学習の三つの段階を示しておきますと、以下のようになります。
第一段階 基本例文暗唱段階(英語の直訳的日本語を英文に変換できる段階)
(中学~高校1の基礎英文法完成)
第二段階 和文英訳段階(複雑な和文や日本語的日本語を英訳できるようにする段階)入門編,発展編(大阪大学や京都大学、国立医学部一部など)
第三段階 自由英作文段階(一文と一文の繋がりを考えて、まとまった意味のある英文を作る段階)(英検準1級、TEAP, 北大、東外大、東大、一橋、慶応経済・医学部、早稲田政経・法学部など)
基本的には第一段階⇒第二段階⇒第三段階と一歩いっぽ進めていきますが、学習者の学習蓄積や課題(入試の種類)に応じて様々なヴァリエーションがあります。
例えば東工大志望者であれば、第1段階⇨第二段階入門レベル、京大志望者であれば第一段階⇒第二段階発展レベル)、英検準一級受験者や東大志望者であれば、第一段階⇨第二段階入門⇨第三段階といった具合に進めていきます。また、ある程度基礎力のある高校生であれば、第一段階を飛ばし、いきなり第二段階にはいり、第二段階⇒第三段階と進めることも可能でしょう。
そしてちょっと残念なお話となりますが、第三段階の訓練がどうしても短期的には無理な生徒さんもいらっしゃることも、前もって申し上げておきます。(英語力不足、教養不足、日本語力不足などの場合)。なお、TOEFLや海外留学を考えている学習者は、第三段階を早く卒業して第四段階へとお進みください。(当塾では対象としません)。
まず今回は、第一段階(和文英訳基礎段階)から説明していきましょう。
英作文の学習ルート(第一段階 基本例文暗唱段階)
英作文の一番最初の段階ですね。
学習時期は中学1年生で英語を最初から始めるならば2-4年間くらいで終えられます。ある程度以上は基礎文法は分かっているぞという高校生ならば、半年-2年で習得できるでしょう。しかし、くれぐれも受験直前から始めようとは思わないこと。要するに、高校一年生レベルくらいまでの基礎英文法をしっかりと身に付け、同時に英作文(和文英訳)もできるように訓練しましょうという段階です。
学習ポイントを箇条書きにしておきましょう。
最後の英語の音読だけは太字にしておきました。というのは、とくに中学生の場合、流暢に英語をぺらぺらと暗唱していたとしても、頭の中がスカスカの場合がかなり頻繁にあるからです。つまり、一つひとつの英単語や、英単語が作る意味のかたまり(チャンク)の意味を全然考えないで、きれいに音読したり暗唱したりしているかもしれないのです。これはオウムやインコが人間の言葉を覚えたり、歌詞の意味も分からないのに洋楽を覚えたりするような「勉強法」です。意味を考えずに音読すると、頭が疲れないし、とても楽チンなので、その誘惑は強いみたいです。しかし、もちろんそんな風な音読をしても、英語力養成には全然役立ちません。これは絶対駄目な勉強法ですから、注意して見守る必要があります。スカスカ音読をしないかどうかをチェックするのも、プロ英語講師の使命です。
なお直訳的和文とは、英語を直訳したような和文で、日本語の単語が英単語にほぼ一対一に対応しているものです。たとえば、「あれが、あなたが話していた男ですか」のような和文です。この場合は
「あれが・・・ですか」 ⇒ Is that?
「男」 ⇒ the man
「あなたが話していた」 ⇒ of whom you spoke
以上を総合すると、すぐに英文を組み立てられます。
Is that the man of whom you spoke?
あるいは、「何が彼女にそんなことをさせた」という和文であれば、
「何が」は、「何」はWhatで、これは主語になるので、一番先頭に配置し、
「彼女にさせた」は使役表現の動詞でmade her doになり、主語の次に、
「そんなことを」は、目的語ですから、動詞の後にsuch a thingを置くと瞬時に判断し、
What made her do such a thing? とすぐに英語にできるように訓練します。
ところで「何が彼女にそんなことをさせた」という和文は、ちょっと不自然ですね。これが直訳的和文なのですが、この段階では、こういう不自然な和文、つまりちょっと英語みたいな変な日本語で良いのです。そのまま英訳しやすいから無理な負担がかかりません。丸暗記不要で覚えやすいのです。そして、この英語みたいな日本語も一緒に覚えてしまいしょう。
別の言い方をすれば、純和風の日本語表現を英文にする能力は、この段階では全く求められていないのです。例えば、「猫の手も借りたい」だとか「なかなか寝付けなかった」といった表現を、英訳してみる必要はありません。むしろ、入門段階でこういう難解な(=意地悪な)問題に取り組ませるのは有害だと断言しておきます。
また、時に無責任な学校教師が、中学生や高校1年生などに対し、自由英作文を課したりすることが有るようですが、真面目に頑張る必要はありません。仮に苦労して書き上げたとしても、添削指導はおろか読んでくれさえもしないでしょうから。
お勧めする例文暗唱用のテキスト・問題集(参考書)
シリウス英語個別指導塾では例文暗唱のテキストとして、『シリウス発展編』を用いています。ただし指導者がいない場合はお勧めできません。分厚すぎて、一人では挫折するのは必至だからです。
独学者であれば、公文の『くもんのハイレベル中学英語ー文法・作文 スーパーステップ』の英文が良さそうに思われます。量が多すぎず、また英文が難しすぎないからです。
問題集(参考書)に取り組んでみたいという人がいましたら、宮崎尊『宮崎の今すぐ書ける英作文(和文英訳編)』の第1部と第2部(10-51頁)はどうでしょうか。易しい和文英訳のコツを学ぶことができるでしょう。ただしこの本だけでは、第一段階の課題をマスターすることは出来ません。ボリューム不足で網羅性に欠けるからです。なおこの本の主要部分は第三部(53-226頁)で、難解な和文英訳の入試問題に導いてくれます。
次回は、英作文の学習ルート第二段階、和文英訳応用段階についての解説をします。
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シリウス英語個別指導塾 by 東大式個別ゼミ
中高一貫校専門 大学受験英語塾 英検
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住所:神奈川県相模原市南区東林間4丁目13-3
TEL:042-749-2404
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昨今(2022年4月現在)、一流私大を目指す大学受験生にとっても英作文(ライティング)とスピーキングの力が大いに注目を集めています。というのは、大学入試試験として上智、明治、立教などの大学が英検やTEAP(上智大学等が開発した4技能の英語試験)の試験を採用するようになり、その結果、ラィティングやスピーキング(英語による面接試験)の力が求められるようになったからです。
英作文つまり英語のライティングですが、一般には大変難しい技能だと思われています。たしかに、英語を読むよりも書くほうが数段難しいに違いないですね。実際、多くの予備校講師の証言を聴くと、東大受験のコースを受講する受験生であっても、まともに英語を書ける人はほとんどいないのだそうです。しかし、ライバルは英作文が苦手だからこそ、英作文あるいはライティングやスピーキングで高得点を得て、大学入試で逆転合格する可能性も出てくるのです。
「え、どうして?」とか「それ、本当?」と思われる方もいるでしょう。しかし、シリウス英語個別指導塾で英語を頑張ってきた受験生は、ちょっと我々も驚いてしまうほど、高得点をあげています。
たとえば、N君(東京都市大等々力→立教大学)の場合、TEAP(英語検定試験)のスピーキング(英語面接)で95%、ライティング(自由英作文)で94%という高得点を取ることによって、上智大学・立教大学に合格することが出来ました。(2021年春)
また、Hさん(湘南白百合→上智大学)は、英検準一級のライティング(自由英作文)は最初は78%しか取れなかったため、不合格でした。ところが、集中的なライティング指導を数ヶ月実施したところ、英検準一級ライティングで高得点を取り、総合得点でも2450点を超えて英検準一級に合格しました。英検準一級のライティングでの成績は実に78%(2021-第3回、不合格時)から93%(2021-第3回、合格時)にまで跳ね上がりました。(2021年度第一回の英検準一級)。
二人がライティングやスピーキングで高得点だったのは、ある意味では当然の流れでした。シリウス個別指導塾のような、プロ英語講師のマンツーマン授業を受講すれば、英語をライティング(書く)したり、スピーキング(話)したりする力は、大いに鍛えられるからです。
ところで周囲を見回してみましょう。大半の日本人受験生は、英語を書いたり話したりすることが出来ません。なぜかというと、集団式の英語の授業しか受けられないからです。つまり、一人の先生が多人数の生徒に一方向的に語りかける授業形態では、いくら受講したところで、生徒が発信する力(書く、話す)は伸びるはずもなかったのです。英語でライティングしスピーキングできるようにするためには、一人ひとりの生徒が先生に英語で話し、英語で書く、そして先生からのリアクションをもらい、丁寧に添削してもらう機会が絶対的に必要なのです。
オンラインによる外国人の英会話レッスンはどうでしょうか。たしかに、ある程度以上英語を話せる人には非常に有益です。しかし、全然書けない・話せない日本人受験生では、まだちょっと活用できませんね。やはり日本語で説明できるプロ講師の授業を受けながら、英語の基礎を習得していくのがまず先なのです。
シリウス英語個別指導塾のマンツーマン英語個別指導で、贅沢に英語を学ぶ機会が与えられれば、誰もが英語を書いて話す力(発信力)を伸ばし、ライバルと差をつけることができます。さらには一流大学への合格を勝ち取ることも可能です。