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2016/07/14

英語学習とは言葉と格闘すること

当英語塾では、まずは文法をしっかりと理解・定着することを目標とします。そして、なぜそうなるか、を生徒自らの言葉で説明することを授業内で求めます。例えば、一つ一つの英文を読んだ時、その英文のポイントは何なのか、例えば、「現在完了形・~用法の文です」とか「不定詞・何用法の文です」といったように自らがその英文のポイントを押さえて読むことを求めています。(単純に、文法として学習している時はできても、長文の中である一文を抜き取って文法的なポイントを説明するよう求めると、意外と自分の言葉で説明できないことは多いです。)

 

更に早いお子さんですと中2あたりから徐々に長文読解をするようになりますが、文法的理解に加えて、文脈にふさわしい解釈ができるかどうか、が問われます。例えば、野球をしているある一人の生徒が、顧問の先生からこんなことを言われます。

 

You didn’t play well at Friday’s practice,did you? Alex will play for you in the next game.

 

この時のforをどう訳したらよいでしょうか?大抵forというのは「~のために」という意味のことが多いですから、この場合も「アレックスが君のために次の試合でプレイします。」と訳してしまいがちです。しかし、待ってください。それで本当にいいですか?「君のためにプレイする」って一体どういうこと?変じゃない?

 

この場合は、顧問の先生から「君は金曜日の練習で出来が良くなかった」と言われているわけですから、

「次の試合では君は試合には出られないよ、君の代わりにアレックスが試合に出るよ」と宣告されているわけです。そういった場面を頭の中で立体的に立ち上げながら英文を読んでいかなければ、正しく話を理解することができません。

 

では次の英文はどうでしょうか?「核兵器廃絶」に関する英文の一部です。

 

In 2009 U.S.President Obama said that his administration would seek the peace and security of   a world without nuclear weapons.

 

青字の部分without nuclear weaponsを直前の名詞a worldにかけるのか、はたまたseek という動詞にかけるのか、で意味(訳)が変わってきます。しかしそもそもそういった試行錯誤もせず、安易に「核兵器なしに世界の平和と安全を求める」と訳して涼しい顔をしている生徒が多いです。

 

これは二つの点でダメです。一つは、全く何も考えずに、つまりは意味を吟味もせずにただ訳しているだけということ。もう一点は、ある種の非常に常識的な社会認識・語彙(ちょっとした中高生なら当然知っているべきこと)が欠けているということ。

 

まずは、こんな風に試行錯誤するべきだし、して欲しいという「試行錯誤の模範例」を示してみましょう。

 

In 2009  U.S.President Obama said that ・・・ うんうん、「2009年にアメリカのオバマ大統領がthat以下と言った。(なんて言ったんだろう?)」

 

his administration would seek the peace and security of a world

「彼の(オバマ)政権は、世界の平和と安全を求めるつもりだ」(うんうんいいね)

 

without nuclear weapons.

ここは、一体どこに係るんだろう?

1.仮にseek に係るとすれば「核兵器なしに世界の平和と安全を求めるつもりだ」となる。

 

「核兵器なしに世界の平和と安全を求める」ってどういうこと?

 

「核兵器なしに世界の平和と安全を求める」ということは、核兵器を使わずにということ、つまり、「通常兵器とか毒ガス、殺人ロボットを使って世界の平和と安全を求める」ということ?しかしなんか変だな。そんなことをアメリカの大統領が言うのかな?言いそうな気もするけど・・・アメリカだし・・・・でもこの人、なんかノーベル平和賞とかもらったんじゃなかったっけ?そんな人がこんなことを言うのかな???

 

2.a worldに係るとすれば、「核兵器のない世界の平和と安全を求めるつもりだ」となる。

 

核兵器のない世界の平和と安全」うんうん、世界の平和と安全のために核兵器のない世界を目指すってことね、こっちの方がノーベル平和賞をもらった人の発言としてはぴったりの気がする!ということは、a worldにかけて、a world without nuclear weaponsが一つの塊なんだね。

 

と、これくらいの試行錯誤はしてほしいと思うのです。

 

当英語塾は1:1のマンツーマンですから、上記のようなことをお子さん一人が全て自分で考えて答えなければならないわけです。非常にハードだと思いますが、思考力だけでなく言語能力(表現力)も非常に鍛えられます。

 

英語学習とはつまるところ、「言葉力=日本語力を鍛える」ということなのだ、英語学習を通して実は、日本語の運用能力を鍛え、自分の持つありとあらゆる知識を動員して思考力を鍛えているのだ、という言い方もできるかと思います。

 

 

尚、先日オバマ大統領が来日し広島で演説もなさいましたので、「核なき世界」という言葉が少しは生徒たちの中にも浸透していることを願いますが、新聞やテレビ番組などを通じて、そういった概念・語彙にすでに馴染んでいるお子さんですと、上記の英文などなんでもない。a world without nuclear weaponsが一つの塊、「核なき世界(の平和)」という言葉が当然のこととして出てくるはずです。が馴染んでいないお子さんにとっては躓く障害の一つとなりえます。ただ、そういった言葉を知らなくても、ちょっと立ち止まって常識に照らして考えてみればわかることのようにも思います。いずれにしても、英語をただ勉強するだけでは英文は正しく読めないということの一つの例としてもご理解くださればと思います。

 

 

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2016/03/11

大学受験・新高3生(既卒生)・新高1生募集!

東大・早慶上位学部の大学受験を予定している新高3生(および既卒生)、新高1生募集します。

 

2016年の大学受験は、以前にお知らせしましたように、塾生の全員が第一志望合格となりました。再度掲載しますと、早稲田大学・政経学部(浅野)、慶應大学・商学部(横浜雙葉)、上智大学・心理学科(湘南白百合)、(国立)電気通信大学・情報系(森村学園)、首都大学東京・機械工学(東京都市大付属)、横浜市大・看護科(神奈川大附属)です。ほとんどが当塾に4-6年通っていただいた塾生ですので、ちょっと淋しい気分です。

 

さて、入塾生の募集です。新中1生、新中2生の入塾はすでに枠が埋まりつつあります。現在特に募集しているのは、新高3生および既卒の大学受験生と新高1生です。

 

大学受験生(新高3・既卒)では、東大、一橋大、東工大などの国公立大学、あるいは早稲田、慶應、上智等の私立大学を目指して、合格まで今一歩だとか、英語で差をつけたいという大学受験生を大いに歓迎しています。また、英語長文や英文読解が苦手だとか、英作文で他の受験生に差を付けたいといった希望のある人も当塾でしっかりと鍛えます。もちろん過去問演習自由英作文の添削・指導もいたします。

 

新高1生も上記と同様ですが、英文法を基礎から鍛え直したい人も受付中です。英文法をしっかりと学び、英作文や英文読解も得意にしましょう。また、センター試験高得点を目指す人、英検準一級や英検二級を目指す人も歓迎します。

 

 

 

 

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2016/03/03

第一志望全員合格!! 新受験生募集!!

 

2016年の当塾の受験は3月1日ですべて終了しました。当塾は講師二人だけの小さな個人塾ですので、必ずしも毎年多くの受験生がいるわけではありません。しかし本年度は6名もの受験生が「全員第一志望合格!」という、私たちからすれば信じられないような快挙を成し遂げることが出来ました。もちろん、塾生の一人ひとりが、本当にコツコツと努力を積み重ねた結果であり、「おめでとう!」と共に「ありがとう!」と心から叫びたい気持ちです。

 

よく塾の宣伝に「全員合格!」といった文句が出てきます。しかし昨今の大学は、合格すること自体はそれほど難しいことではありません。ある程度真面目に勉強しさえすれば、どこかしらの大学に受かってしまうものです。問題は、模試でC判定やD判定、あるいはE判定しか取れなかったような、いわゆる「挑戦レベル」の大学に合格するか否かなのです。今年の当塾の受験生は、そういう「挑戦レベル」の受験も含め、全員第一志望に合格という結果になりました。これは、嬉しい結果というよりはむしろ、奇蹟と言いたいくらいです。

 

今年の受験生の多くが「ビックリ!」だらけだったのですが、一つエピソードを挙げておきますと・・・

 

最後の「ビックリ!」は、N君が早稲田の政治経済学部(政治学科)に合格したことでした。次々に受験の手応えなどが報告される中で、慶應の政治学科がダメだったのはやむを得ないとして、早慶の商学部までもがダメそうだと言われ、私たちの気分もかなり暗い状況でしたが、最後の最後に、一挙に逆転大ホームランを打ち放ってくれました!!半分以上あきらめかけていた状況の中での信じられない報告に、思わず神様に手を合わせたほどです。

 

もっとも、早稲田の政経には十分受かる可能性があるということは、試験を受ける前から予め本人にもお母様にもお伝えしておりました。というのも、早稲田大学の政治経済学部の入試英語には超大変な自由英作文の問題があるからです。つまり、オリンピック招致、同性結婚、在日外国人への選挙権付与といった時事的テーマにたいして、僅か10分か15分のうちに、二つ以上の理由を挙げて賛否を論じるという種類の自由英作文問題です。これは日本語で書くのでもかなりキビシイですよね。しかし、N君はそういったタイプの英作文課題について、とても素晴らしく書きあげる能力があるのです。当塾の徹底的な英語インプットと、彼のトンチ力がうまく組み合わさると、時にとてつもなく大きな爆発力になるのですね。

 

 

というわけで、自由英作文で他の受験生に差をつけたいと思っている受験生、国公立大学や早稲田大学政経学部、慶應大学経済学部などを志願する人で、英作文に自信がない方は、当塾(シリウス英語個別指導塾)で勉強なさるとよいかもしれませんね。特に、東大・早大(政経)や慶應(経済)などの英作文対策を実施しています。2015年には、超長文英語ライティングを課す東京大学後期入試(約100ワードの自由英作文を100分で4題書く)の合格者も、当塾から生まれています。

 

ただし積極的基礎文法力(=作文力)がない生徒さんの場合は、自由英作文の力をつけるのには、ある程度の時間がかかります。基本的な例文すらスラスラ書けない人が三ヶ月で自由英作文を書けるようになるのは、まず絶対に無理でしょう。その点はよくご理解ください。少しでもご不安がある受験生は、今この時期が最後のチャンスです。お早めにお問い合わせください。徹底的にご指導いたします。

 

 

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2015/12/24

慶應、首都大、(国立)電通大、横浜市大の推薦合格(2016年春)

2016年春の推薦合格の知らせが届いています。

 

(公)横浜市立大学医学部看護学科(神奈川大学付属高校 M.Yさん)

(国)電気通信大学情報理工学部 (森村学園高等部 N.T君)

(公)首都大学東京都市教養学部理工系機械工学コース (東京都市大学付属高校 H.Y.君)

(私)慶應大学商学部  (横浜雙葉高等学校 Y・Iさん)

皆さん、おめでとう。
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