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塾ブログ 林間教育通信

2016/03/22

英語スピーキング力を向上させるベストな方法論(短期留学ーその3)

英語のスピーキング力を上げる良い方法はないのか?短期留学で英語力を上げる方法はないのか? 海外に短期滞在しただけで、英語を話せるようになることは不可能なのか? そういう疑問をお持ちの方も多数おられるでしょう。実を言えば、私は現代ならば、アリだと思っています。今回は、短期留学で英語を話せるようになる方法論について書いておきます。

 

まず前回のおさらいをしておきましょう。短期留学で英語力向上の成果があがらないのは何故か、です。二つの理由がありました。一つは、留学期間が短すぎること、もう一つは、英語・英文法のインプット不足でした。

 

しかし、本当のことを言うと、海外短期留学がうまくいかない第三の理由があるのです。何だと思いますか? ずばり言ってしまいましょう。それは、殆どの場合、日本国内で英語を話す練習をしていないことです。スピーキング練習をほとんど全くしないで、いきなり海外に出かけても、困るだけなのです。短期海外留学がうまくいかない最大の理由は、ここにあるとも言えるのです。

 

片言で良いから、ある程度は国内で話せるようになっておく、Speak(話す)の練習を積み重ねておく、そして、海外では生身の人間と話す機会を持つ。それが、短期海外留学の最高最良の方法論ではないでしょうか。国内で研鑽を積み、海外で試しに外人と英語(外国語)で話してみる。これ以上の良い方法論は、私には思いつきません。実際、私はアメリカでそういった方針の一日5時間×8週間の集中外国語講座(ただし英語ではありません)を何度か受講したのですが、おそらく、異論はないことでしょう。

 

問題は、どうやって、日本国内でスピーキング(Speak)の訓練をするかでしょう。次回につづく

 

 

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2016/03/18

英語スピーキング力は、短期留学ではなぜ向上しないの?(短期留学ーその2)

前回、中高生が短期留学しても英語力は向上しないし、話せるようにもならないと書きました。

 

何故なのでしょうか。理由を考えてみましょう。まず考えられるのは、留学期間があまりに短かすぎるからでしょう。中高生の短期留学ですと、通常2週間くらいの滞在でしょう。海外旅行だとすると、日本人としてはちょっと長い期間のような気がします。しかし、外国語の習得とか英語スピーキング力育成という観点からすると、あまりにも短すぎます! やはり最低2-3ヶ月は滞在しないと、片言でも話せるようにならないでしょう。つまり、英語力向上や英語スピーキング練習を目的に「短期」留学するならば、夏休みを全部費やしても未だ足りないくらいなのです。

 

ちなみに、私の場合は、大学生の頃、カルカッタ(コルカタ)を中心にインドービルマ(ミャンマー)に約2ヶ月間滞在しました。それが二回目の海外旅行だったのですが、二ヶ月英語を使う生活をしてようやく片言で英語を話せるようになった次第です。この経験に照らしても、たったの2週間ほど海外に滞在するだけでは、絶対に話せるようにはならないと断言できます。

 

とはいえ、短期留学で英語力が向上しない理由は、期間が短すぎるというだけではないのです。皆さんご承知の通り、長期間「語学留学」をしても全然英語を話せるようにならなかった日本人が山のようにいるのです。ですから、短期留学で成果を挙げられないのは当たり前です。しかし、長期留学しても何故英語を話せるようにならないのか? 答えは簡単です。日本滞在中に十分英語をインプットしていないからなのです。つまり、英文と英文法を充分内面化していないから、せっかく海外に行ってもアウトプット(英語による発信、スピーキング)しようがないのです。要するに、日本滞在中に、英語をしっかりと学んでいないのが原因です。

 

なお私見ですが、英検準一級の二次試験(面接試験)に高得点で合格するくらいの実力を付けいるならば、海外短期留学でそれなりの効果を見込めるでしょう。(英検準一級の二次試験で合格点を取るのは、当塾の標準的な勉強=オーラル訓練をこなせば2-3年で可能だと思われます。ただし、一次試験の方は語彙が多く求められるので、そう簡単には合格できません)。

 

まとめです。短期留学で英語力の向上を望めないのには二つの理由が考えられます。(1)あまりにも留学期間が短すぎる、(2)日本で本物の英語・英文法をしっかりとインプットしていない、からなのです。あるいは、短期留学するなら、最低英検準一級くらい合格しておいて、です。

 

 

とはいえ、短期留学では、本当にダメなのかと納得できない人もいることでしょう。次回は、短期留学で英語を話す(スピーキング)できるようになる方法論について書いてみます。

 

 

 

 

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2016/03/17

英語スピーキング力は短期留学で習得できるか?(短期留学ーその1)

最近多くの学校では、中3から高1あたりで、希望者を対象に2週間ほどの短期留学ができるところがあるようです。当塾でも、お子様を短期留学させたいという保護者の方々から御相談を受けることがあります。しかし、こういった御相談に対しては、私たちはいつも「やめておいた方がよい」とお伝えしています。大した英語力もないうちに、たった2週間程度英語圏に放り出されても、英語力はほとんど向上しないからです。もちろん、英語のスピーキング力はつきません。

 

実際、短期留学から帰ってきた生徒たちを見ても、英語を話せるようになったなとか、発音がよくなったななどという「変化」を感じたことは、ただの一度もありません。英語に対する学習意欲が出てきたということも、ほとんど全く感じたことがありません。むしろ、当塾でやらせている基本の勉強をしばらく放置することになってしまいますので、学習リズムが崩れ、かえって英語力が落ちてしまう場合が多いように感じます。こういったことを避けるために、笑い話のようですが、私たちは「英語力が落ちないように気をつけてね」と言って送り出し、当塾で使用しているテキストを持参して毎日日本にいる時と同じように音読だけは継続してやるように伝えます。(実際持っていってくれた生徒は今のところたった一人ですが・・・)

 

要するに、中高生時代に海外に短期滞在しても、英語力やスピーキング力向上にはほとんど何の意味もないのです。

 

もちろん、短期留学での海外での体験は、お子様たちの異文化理解・体験という点で、よいかもしれません。また、中高生時代の良い思い出になるのかもしれません。ですから、金銭的に余裕があるご家庭の場合は、そういったレジャーもよいかもしれません。しかし、どうせ英語力向上に繋がらないのであれば、むしろご家族で海外旅行を楽しまれる方が、ずっと良い思い出になるのではないでしょうか。よく検討して頂きたいと思います。

 

繰り返します。短期留学という名の海外のお遊びという選択肢ばかりでなく、英語や数学の勉強に打ち込むという選択肢もあるのです。貴重な時間とお金を効率よく使うにはどうしたらよいのか、よくよく考えてみてください。

 

 

 

 

もっとも、短期留学では何故英語力が向上しないのか、本当に短期留学では英語を話せるようにならないのかと訝しい方もいるでしょうが、それは次回の話題としたいと思います。

 

 

 

 

 

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2016/03/11

大学受験・新高3生(既卒生)・新高1生募集!

東大・早慶上位学部の大学受験を予定している新高3生(および既卒生)、新高1生募集します。

 

2016年の大学受験は、以前にお知らせしましたように、塾生の全員が第一志望合格となりました。再度掲載しますと、早稲田大学・政経学部(浅野)、慶應大学・商学部(横浜雙葉)、上智大学・心理学科(湘南白百合)、(国立)電気通信大学・情報系(森村学園)、首都大学東京・機械工学(東京都市大付属)、横浜市大・看護科(神奈川大附属)です。ほとんどが当塾に4-6年通っていただいた塾生ですので、ちょっと淋しい気分です。

 

さて、入塾生の募集です。新中1生、新中2生の入塾はすでに枠が埋まりつつあります。現在特に募集しているのは、新高3生および既卒の大学受験生と新高1生です。

 

大学受験生(新高3・既卒)では、東大、一橋大、東工大などの国公立大学、あるいは早稲田、慶應、上智等の私立大学を目指して、合格まで今一歩だとか、英語で差をつけたいという大学受験生を大いに歓迎しています。また、英語長文や英文読解が苦手だとか、英作文で他の受験生に差を付けたいといった希望のある人も当塾でしっかりと鍛えます。もちろん過去問演習自由英作文の添削・指導もいたします。

 

新高1生も上記と同様ですが、英文法を基礎から鍛え直したい人も受付中です。英文法をしっかりと学び、英作文や英文読解も得意にしましょう。また、センター試験高得点を目指す人、英検準一級や英検二級を目指す人も歓迎します。

 

 

 

 

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2016/03/05

英検準一級(二次面接)合格の便り

慶應大学商学部に推薦合格した横浜雙葉高校3年のIさんから、英検準一級合格の知らせの報告を頂きました。

 

英検(準一級)の面接試験は、一次試験を受かった人にとっては、(少なくとも2015年度までは、)割と簡単で合格率も高いようです。しかも、当塾で何年もしっかりとオーラルで英語を勉強してきたIさんにとって、いくら英検準1級の面接だとしても楽々合格できるだろうとは思っていました。しかし、そうはいっても点数が気になるので成績を送ってもらったところ、やはり以下の通りに高得点です。

 

井上ゆかこ(準一級Speaking)

 

満点38点で30点、合格点は22点ですから余裕の成績でした。とはいえ、この成績に決して満足したりはせず、さらに英語のスピーキング力を身につけてもらいたいと思います。当塾としては、オンライン英会話を強く薦めています。

 

なお、前々回、簡単に取り上げた森村学園のT君(電気通信大学進学予定)は、英検準一級受験に合格へ向けて自由英作文対策とリスニングの学習を始めています。2016年度からは、英検の作文が難しくなることが予想されているからで、万全を期していると言うわけです。嬉しい報告をできると良いのですが。

 

 

 

 

 

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